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ENECHANGE(株)【4169】の掲示板 2022/07/16〜2022/07/22

EV時代に減る充電器 エネチェンジが「0円」で3万台設置 導入支援キャンペーン発表で注目

7/19(火) 17:00配信

電気自動車(EV)を自宅で充電できる人も、遠出するときには公共の充電器が必要。ところが全国各地の充電器は減少傾向にあるという。EVシフトが進んでいるのに、それを支えるインフラが未整備では困ってしまう。

そんな中、EV関係者の注目を集めたのが、先日、エネルギーテックベンチャー企業「エネチェンジ」(本社・東京)が行った記者会見だ。宿泊施設や商業施設、ゴルフ場など3時間以上の滞在が見込まれる場所を対象に、新型の普通充電器3万台を「0円」で設置するという導入支援キャンペーンの発表だった。

同社によると、2014年から15年にかけて、公共充電器の設置者負担がほぼゼロになる補助が行われて設置数が急拡大した。しかし、EVユーザー自体が増えなかったので、伸びは鈍化。逆に老朽化などを理由に撤去されたりして、20年には減少に転じてしまった。

同社が設置者負担を肩代わりする「0円」キャンペーンは、頭打ちになった状況を一気に変えようという試み。エネチェンジのCEO、城口洋平さんは「普及しなければならないのに充電器が減っているのをなんとかしたい」と意義をアピールしていた。

一口に充電器といっても、利用目的によって必要な性能や設備が違う。会見でも3種類に分類して説明された。自宅や職場など車庫での充電は「基礎充電」、移動中に高速道路や道の駅などで行う充電は「経路充電」、宿泊施設やゴルフ場といった滞在先で充電するのが「目的地充電」。同社が拡充を図るのは目的地充電で、利用客が増えれば元が取れるという。

内燃車の感覚では、ガソリンスタンドにあたる「経路充電」(急速充電)しか想像できない。だから「EVは不便」とか「ハイパワーの急速充電器が必要」という話になるのだが、じつはEVのメリットは「基礎充電」と「目的地充電」。設備さえあればいつでもどこでも充電できる。そこら中に小さなガソリンスタンドがあるのと同じ。「普通充電器を増やす」ことは、EVのアドバンテージを生かす戦略なのだ。

私も最近は旅館やホテルを予約する際、駐車場で充電が可能かどうかを聞いている(まだ少ないけれど)。EV充電が当たり前のオプションになる時代は、意外に近いかも。