投稿一覧に戻る (株)中村超硬【6166】の掲示板 2019/10/21〜2019/10/23 668 お祭りわっしょい 強く買いたい 2019年10月22日 12:34 科学技術振興機構(JST) 株式会社中村超硬 東京大学 2種類のゼオライトナノ粒子の製造技術を確立 ~透明吸湿性包材の実現や温感化粧品などへの応用が可能に~ ポイント 一般的なゼオライトの合成手法である水熱合成は、高コスト、粒径制御が不安定、量産化が難しいなどの課題があった。 開発した、「粉砕・再結晶化法」と「粒成長法」を使い分けることにより、2種類の異なるサイズのゼオライト粒子を製造する技術を確立した。 本新技術により従来と比べ、低コスト、かつ安定した粒度分布を持つゼオライトナノ粒子の合成が可能となり、幅広い用途での活用が期待される。 JST(理事長 濵口 道成)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)企業主導フェーズ NexTEP-Aタイプの開発課題「ゼオライトナノ粒子の製造方法と粒径制御技術」の開発結果を成功と認定しました。 この開発課題は、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻の脇原 徹准教授らの研究成果を基に、平成28年8月1日から平成31年3月31日にかけて株式会社中村超硬(代表取締役社長 井上 誠、本社住所 大阪府堺市西区鶴田町27-27、資本金40億2800万円)に委託して、同社機能材料事業部にて企業化開発を進めていたものです。 ゼオライトは結晶構造に由来した微細な空孔を持つアルミノ珪酸塩鉱物であり、その構造により吸着、触媒、分子ふるい注1)、イオン交換といったさまざまな目的で工業用途に利用されています。また、ナノ粒子化することで機能の向上が見込めるほか、他の材料へ添加しやすくなるなど、さらなる用途の拡大が期待されることから、マイクロサイズのゼオライトをナノ粒子化する試みが進められています。 本新技術は、100ナノメートル(nm、1ナノメートルは10億分の1メートル)以下の小径ゼオライトナノ粒子を製造する「粉砕・再結晶化法」と、150~300nmの大径ゼオライトナノ粒子を製造する「粒成長法」の2つの手法で、ゼオライトナノ粒子の安定的な合成を成功しました。これにより従来と比べて約10分の1のコストでゼオライトナノ粒子の製造が可能となりました。 すでに、梱包材やコスメティック、衛生用品などの用途に向けてサンプル品を頒布し、ユーザー評価を進めている。高機能透明フィルム用途では一部企業で製品化に移行する段階としている。 そう思う15 そう思わない1 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
お祭りわっしょい 強く買いたい 2019年10月22日 12:34
科学技術振興機構(JST)
株式会社中村超硬
東京大学
2種類のゼオライトナノ粒子の製造技術を確立
~透明吸湿性包材の実現や温感化粧品などへの応用が可能に~
ポイント
一般的なゼオライトの合成手法である水熱合成は、高コスト、粒径制御が不安定、量産化が難しいなどの課題があった。
開発した、「粉砕・再結晶化法」と「粒成長法」を使い分けることにより、2種類の異なるサイズのゼオライト粒子を製造する技術を確立した。
本新技術により従来と比べ、低コスト、かつ安定した粒度分布を持つゼオライトナノ粒子の合成が可能となり、幅広い用途での活用が期待される。
JST(理事長 濵口 道成)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)企業主導フェーズ NexTEP-Aタイプの開発課題「ゼオライトナノ粒子の製造方法と粒径制御技術」の開発結果を成功と認定しました。
この開発課題は、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻の脇原 徹准教授らの研究成果を基に、平成28年8月1日から平成31年3月31日にかけて株式会社中村超硬(代表取締役社長 井上 誠、本社住所 大阪府堺市西区鶴田町27-27、資本金40億2800万円)に委託して、同社機能材料事業部にて企業化開発を進めていたものです。
ゼオライトは結晶構造に由来した微細な空孔を持つアルミノ珪酸塩鉱物であり、その構造により吸着、触媒、分子ふるい注1)、イオン交換といったさまざまな目的で工業用途に利用されています。また、ナノ粒子化することで機能の向上が見込めるほか、他の材料へ添加しやすくなるなど、さらなる用途の拡大が期待されることから、マイクロサイズのゼオライトをナノ粒子化する試みが進められています。
本新技術は、100ナノメートル(nm、1ナノメートルは10億分の1メートル)以下の小径ゼオライトナノ粒子を製造する「粉砕・再結晶化法」と、150~300nmの大径ゼオライトナノ粒子を製造する「粒成長法」の2つの手法で、ゼオライトナノ粒子の安定的な合成を成功しました。これにより従来と比べて約10分の1のコストでゼオライトナノ粒子の製造が可能となりました。
すでに、梱包材やコスメティック、衛生用品などの用途に向けてサンプル品を頒布し、ユーザー評価を進めている。高機能透明フィルム用途では一部企業で製品化に移行する段階としている。