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【トップは語る】コスモエネルギーHD 上下流バランスが重要、提携は進む (1/2ページ)
産経BIZ
2017.2.18 05:00

 --4月にJXホールディングスと東燃ゼネラル石油の統合会社が誕生する中、どう存在感を発揮していく

 「出光興産も昭和シェル石油の株を取得した。各社が合理化、効率化を進める中で当社もちゃんとやっていかなければいけない。コスト削減や付加価値向上にスピード感を持って取り組み、収益の安定を図る。10月までに2030年のあるべき姿を盛り込んだ長期ビジョンを作り、18年度から次期中期経営計画として遂行していきたい」

 --具体的には

 「上流ビジネス(原油開発)と下流ビジネス(精製、販売など)の良いバランスを構築することが重要だ。上流はコスト競争力の高いアブダビ、カタールに加え、17年度からヘイル油田の生産が始まる。下流の製油所では、千葉で東燃ゼネラルとの共同事業会社(JV)を設立し、18年にはパイプラインが完成するので効率化が期待できる。四日市でも昭和シェルとの事業提携を進めている。石油化学事業は丸善石油化学を連結子会社化したシナジー効果が出てきている」

 --業界再編が他社との提携に影響を与える可能性は

 「東燃ゼネラルとは既に契約を締結しており、先方にもメリットがあるので(千葉のJVは)やめることはない。境と四日市の在り方は国内需要と輸出環境次第で、今後注視していく。地域ごと、事業ごとにウィンウィンの関係が作れるなら提携でもJVでも、統合でもいい。会社の統合や合併はないがJVや提携はまだまだ進む」

 --原油価格の推移をどうみる

 「6月までは石油輸出国機構(OPEC)の減産で急落はない。7月以降もその流れを崩すようなことはないとみている。米国産シェールも急激な増産基調はないと思う。上値は1バレル=60ドルくらいで重くなるが、下振れリスクはそんなにない。上流にはプラスになると思う」