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プレミアアンチエイジング(株)【4934】の掲示板 2022/09/16〜2022/09/20

華流コスメ、高まる自国愛
投稿数7倍、欧米ブランド級に
 中国で消費者の化粧品選びが変わってきている。中国SNS(交流サイト)の関連投稿数を集計すると、これまで上位を占めていた欧米勢に中国が割って入り、現地ブランドが急速に台頭してきたことが分かった。品質やデザイン性の高まりに加え、若者を中心に自国製品を好むトレンドが広がる。高品質を訴求する日本勢はやや劣勢だ。

中国化粧品、SNS投稿数2位に躍進
 日本、中国、米国、フランス、韓国の主要化粧品ブランドを3つずつ選び、中国版ツイッターの微博(ウェイボ)の投稿を分析した。中国の大規模ネット通販セール「6.18商戦」の約1カ月間を対象期間とし、「618」「買った」「ブランド名」の全ての言葉を含む投稿を直近5年分取得。国別に推移をみた。
 中国のスキンケアブランド「PROYA」は、抽出した15ブランドで22年の投稿数が最多の86だった。深海の天然成分の研究を基に、研究開発力を訴求する。22年3月の「婦人節」商戦で「女性だからできないということはない」というメッセージを発信。社会進出と保守的な価値観に挟まれる女性の共感を集め、「6.18」の好調につなげた。
 中国勢の躍進は「国潮」(グオチャオ)と呼ばれる新しい風潮の影響も大きい。日本貿易振興機構(ジェトロ)の上海事務所によると、国潮は伝統的文化要素と現在のトレンドを組み合わせた自国ブランド支持の動きを意味する。けん引役は10代後半~20代前半の「Z世代」だ。

 販売額からも中国ブランドの影響力の高まりがみえる。英調査会社のユーロモニターインターナショナルによると、21年の中国の高級化粧品市場のブランド別シェアで、中国の「Winona」が2.9%に上昇、日本の代表ブランド「Shiseido」(2.8%)を抜いた。
日経電子版2022年9月16日 11:55
日本製ブランドはますます苦境に落ちる。