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テスホールディングス(株)【5074】の掲示板 2024/05/18〜2024/05/28

少し今後のテスについて考えてみました。長文失礼。
ここの書き込みはこれを最後に去ります。

テスの目標は2030年にエネルギーサプライ70%目指す。
エネルギーサプライの柱はFIT・FIP/PPAですね。

では、これについて今後を予想してみます。
まず、テスの発電容量は年々増加しています。
発電容量:2021.6期205MW⇒2024.6期314.3MW
一方、売上はどうでしょうか?
2021.6期87憶⇒2024.6期85憶(4Qは予測値)と増えていませんね。

発電容量が増えているのに売上は増えない?なぜでしょうか?
太陽光発電の固定買取価格が年々落ちているからです。
2012年では1kWh40円だったのが2023年は10円まで落ちました。
契約済みの固定買取価格は、契約満了(10年)まで固定なので、過去の契約分は利益率が良く、新規契約分は利益率が悪いです。

テスだけでなく再エネ全体の成長が困難となっている理由の1つですね。
ではどうしましょうか?
新しい市場を発掘するか新たなビジネスを計画する必要があります。
そこで、バイオマスと蓄電池に目を付けました。

しかし、ライツにより資金調達してまで挑戦したバイオマスですが、雲行きが怪しいです。有価証券報告書によると、現資材調達価格を前提とした場合、最初10年は赤字見通しと記載されています。

では、蓄電池はどうでしょうか?24年2月に蓄電池オークションに応札しました。
結果はどうだったでしょうか?1件22MkW落札できましたが、オークションの中では、全42件の中で最小規模の案件です。

以上の情報を踏まえて今後を考えます。
テスはIRや株主還元がしっかりしており、現PER・PBR水準も悪くなく、国策的な要素もあります。ただ、再エネを取り巻く環境は悪いと言わざるを得ません。

来期については、京都案件スライドすることを踏まえ、悪い数値ではないと予想します。25年以降はバイオマス稼働も控えており、このままだと厳しいと考えています。
ただし、環境(燃料価格、海上輸送費、円安、固定買取額など)が変わればまた違ってくると思いますので、その時々で考えていきたいですね。

あくまで個人の考えなので誤っているかもしれませんし、ご参考まで