ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ルミナール・テクノロジーズ【LAZR】の掲示板 2022/03/26〜2022/12/23

>>972

ドライバーモニタリング装置で、脇見・眠気・居眠り検知の技術が導入されつつありますが、警告音や振動でドライバーに促すことはしても、現時点でのADASが強制的に進路を変えるとか(路外逸脱抑制装置の作動はある)はかなり難しいと思います。

というのは、国土交通省の先進唖然自動車推進計画(ASV)ttps://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/01asv/report06/index.htmlでその理念等が示されており、加えて国連のWP29でも議論され、自動車の保安基準に織り込まれてきていますが、ドライバーが介入する限り、ドライバーが回避行動をしているとして、ADAS装置がキャンセルされる仕組みになっているからです。例えば、衝突被害軽減ブレーキも、ハンドルを切ったりアクセルを踏むとキャンセルされます。大津の事故ではハンドル切ったので対車両で機能する衝突被害軽減ブレーキ(スアマシ2)はキャンセルされたと考えられます。

さらに、トロッコ問題(ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?)が、ADASや自動運転にも付いて回る話ですが、これが国土交通省でもWP29でも方針がまだ示されていないと思います。ゆえに、トロッコ問題が自動車の保安基準に織り込まれない限り、製造物責任法があるので自動車メーカーがドライバーの意志に逆らってまで自動車を制御することはまだできません(自動車の製造は国土交通省の許認可制なので)。多分、数年以上掛かると思います。