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ルミナール・テクノロジーズ【LAZR】の掲示板 2021/10/01〜2022/03/25

【高橋ダン氏による日銀のイールド・カーブ・コントロールを利した日本国債10年の投資術】

高橋ダン氏解説 3月18日 日銀いい加減にしろ

4分46秒~
ttps://www.youtube.com/watch?v=BmgIQ0P_aag

【捕捉】

相場格言

政策に売りなし

の言葉を体現する負けない投資術です。

まず、基本を押さえておくと

日本国債10年の価格が上昇(下落)⇔ 日本国債10年の利回りは下落(上昇)

は同値(⇔)です。日銀はイールド・カーブ・コントロールによって

日本国債10年利回りを-0.25%~0.25%

に制限しています。日本国債10年の利回りが0.25%に近づけば、日銀は日本国債10年を購入することで日本国債10年の価格を上昇させて、日本国債10年の利回りを0.25%未満に保持するのです。よって、

日本国債利回りが上限の0.25%に近づけば、日本国債10年の価格は下がります。

このことは、日本国債10年の利回りが上限の0.25%に迫る際に日本国債10年を購入すれば、日本国債10年価格が描く曲線の最小値ではないにしろ極小値近辺で日本国債10年を購入できることが分かります。

ドル・コスト平均法と比較しましょう。

ドル・コスト平均法の利点を簡潔に説明します。ある株を毎月定期的に1万円分だけを購入することにすれば、株価が1000円の時には、1万円÷1000=10株購入して、株価が下落して500円になれば、1万円÷500=20株購入することになります。要するに、株価が高いときには、購入株数は少なくて、株価が安いときには、購入株数は多くなります。この操作を繰り返すことで、当該株の平均取得単価が平準化できて「比較的安く」購入したことになります。

つまり、ドル・コスト平均法の欠点は、最安値では購入できないことです。しかし、日本国債10年利回りが0.25%に近い際に日本国債10年を購入すれば、最小値でなくても極小値近辺で購入できます。この投資術は、ドル・コスト平均法の欠点を解消した投資術です。

黒田日銀総裁の任期来年4月までこの投資は可能ですが、新総裁が利回りの制限を撤廃すれば、この投資術はドル・コスト平均法になり下がります。

今回のようなリスク・オフ相場ならば短期でも大儲けも、高々0.25%の利回りに私の興味は俄かに冷めました。