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テスラ【TSLA】の掲示板 2024/04/23〜2024/04/24

ニューヨーク 23日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の予想を下回る第1・四半期決算は、コロナ禍がいかに同社の追い風となったかを物語っている。時価総額が1兆ドル強だった2022年は売上高が猛烈なペースで伸び、大幅な利益を上げる絶好調の年だった。足元はEVの販売台数が伸び悩み、同社の成長が停滞、時価総額は4500億ドルまで減少した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、未来も過去と同じくらい良いものになると株主に納得してもらうのに必死だ。
少なくとも現状からは改善すると考えてしかるべきだろう。1─3月の自動車部門の売上高は170億ドルと、アナリスト予想を11%下回った。1株利益も予想に届かず、主力事業の粗利益率は排出枠販売を除いたベースでピーク時の半分に減少。また、新型コロナウイルス流行当初以来の減収となり、かつての輝きが失いつつあることが鮮明になった。
振り返ってみれば、コロナ禍後の落ち込みは不可避だった。コロナ流行時に消費者は自由に使えるお金が通常より多くあったほか、テスラはほぼ無競争状態だった。米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>とフォード・モーター<F.N>は当時、部品不足に悩まされ、電動車市場における両社のシェアは合計で5%未満に落ち込んだ。
しかし、新しもの好きの顧客によるEV購入は一巡。コックス・オートモーティブによると、米国のEV販売台数は今年に入り、前四半期と比較したベースで久しぶりの減少を記録。価格も大幅に下がった。