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熟年世代の雑談部屋
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熟年世代の雑談部屋の掲示板

私の守衛控え室に逝去者の荷物が置かれています。
私の控え室(守衛控え室)がたまたま物置も兼ねているものですから、
入居者が急に逝去されたら故人の荷物を整理して、この部屋に置くのです。

先日・・・・たしか12日でしたか・・・・

お盆休みを利用してか、入居者(90歳以上)への面会に、久しぶりに大勢の親類が来たんです。
それはそれで喜ばしいのですが、
一度に沢山の面会を受けて興奮されたのでしょうか、
ひとしきり談笑されたあと、突然、倒れて、そのまま他界されました。

この人、最低限の身の回りのことはご自分でなさり、
いつも身ぎれいにし、施設の人たちへのあたりも良く、
ほとんど手のかからない、いわば入居者の鏡みたいな人でした。

それが突然・・・・・
人の命ってわからないものですね。

私が冥福も思いに浸っていますと、介護者の一人が言いました。
「急ではあったけれど、でも幸せだったかもね」と。
そう言われてみれば、たしかにそうです。

もっと弱ってきて何から何まで介護者の手を借りるようになる前に、
自分の意のままに体が動かせるうちに家族に看取られて他界する。

これは大往生なのかもしれません。
私も見習いたいものです。