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好業績かつ割安な銘柄を みつけて お互いに紹介し合う 掲示板
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明日付の日経ヴェリタスから投資の示唆に富む記事を引用しておきます。

[日経ヴェリタス2024年5月26日号]
…「新たな産業革命が始まった。AIによりほぼすべての産業でコストやエネルギー効率が高まり、同時に収益機会が拡大する」。エヌビディアが22日に開いた2024年2〜4月期決算の説明会で、同社のジェンスン・ファン最高経営責任者は宣言した。
 地政学リスクの高まり…は思いがけない形で収益に貢献し始めた。決算説明会でクレスCFOは…「各地で国家が自国のインフラやデータ、労働力などを活用し、AIをつくる能力を高めている」と指摘し…具体的には日本におけるKDDIさくらインターネットソフトバンクの動きを紹介し、フランスやイタリア、シンガポールにおけるAI向けデータセンター整備などの現状に言及した。こうした動きについて、「当社としては今年、主権AIにまつわる売上高が数十億ドルに達するとみている」と説明している。
 一方で、新たな心配の種も浮上している。エヌビディアの半導体を大量購入したIT企業は法人向けサービスを投資回収の手段と位置づけるが、これが定着するかだ。米企業向けITサービス大手の幹部は「試用期間が終わって実際に使うフェーズに移るなか、コストの高さや誤情報の生成といったリスクを目の当たりにし、導入に慎重になる事例が目に付く」と明かす。
 …調査によると、実験を含めて生成AIを利用していると回答した企業の割合は23年7〜9月期時点では85%に達していたが、24年1〜3月期には13%に減少している。米スタンフォード大学は4月に公表した報告書で、23年の世界の企業によるAI分野への投資が前の年に比べて約20%減ったと指摘した。…

  • >>1338

    こちらは1週間前の記事ですが こちらも投資のヒントになります。日経電子版の契約は個人投資家にとってメリットが多いです。

    2024年5月19日 NIKKEI Asia

     米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者は3月に米国で講演した時、人工知能AI用データなどに使う「広帯域メモリー(HBM)」に対する熱意を示した。AI用半導体の代名詞になった同社を創業したファン氏はHBMを「技術的な奇跡」と呼び、AI革命の重要な要素であると語った。
     同社はチャットGPTなどの最先端の生成AIを動かすGPU(画像処理半導体)を製造する。GPUの性能を最大限に発揮するにはHBMが必要であり、同社は多くを韓国半導体大手SKハイニックスから調達してきた。しかしAI用半導体の需要が急増しているため、サプライヤーを増やす構えだ。この動きが新たな収入源を確保しようとする半導体メーカー間の激しい競争につながっている。
     現時点ではSKハイニックスが優勢で、HBMの世界シェアの過半を占める。しかし韓国のサムスン電子に加え、米国のマイクロン・テクノロジーなどが追い上げようとしている。
     HBMは通常のDRAM(記憶用半導体メモリー)をいくつか積み重ねて、高速・大容量のデータ処理を可能にするものだ。HBMを製造するメーカーが競争力を持つためにはDRAMの製造や調達だけではなく、高度な積層技術が欠かせない。
     「HBMの製造は簡単ではない。積みあげた半導体の1つの層に問題があれば、HBM全体が機能せずに廃棄を迫られる」。ある半導体会社の幹部は語る。最も難しい工程は個々の半導体を完璧に接合することだという。
     HBMはコンピューターで利用される最先端DRAMの約5倍の価格で販売されているため、大きな収益源として期待されている。HBMは今年のDRAM市場の出荷額の20%を超え、AIコンピューターの需要の高まりによって、2025年には30%以上に成長し続ける可能性があるとの推計がある。
     SKハイニックスは先進的な積層技術により、HBM市場を先導し続けようとしている。「当社は安定的に生産を増やしてきた。4層から8層の技術を確立し、業界トップの競争力を維持している」。同社の幹部は語る。
     同社は10年前に世界で初めてHBMをゲーム用に開発した。しかし、この半導体が真価を発揮するようになったのは、大量のデータを遅れずに処理できる部品が必要な生成AIが出現してからだった。最新版はエヌビディアが今年の後半に採用する予定だ。
     トレンドフォースのデータによると、SKハイニックスは今年の市場シェアが52%を超えて先行している。サムスン電子が42.4%と追いかけ、米マイクロンは5%超とみられている。
     …サムスンは追い上げに躍起となっている。新しいHBMを4~6月期に出荷する予定だ。サムスンでメモリー半導体事業を担当する幹部は「当社の商品化は顧客のスケジュールに従って順調に進んでいる。4~6月期には売り上げを計上できるとみている」と話す。サムスンは顧客名を明かしていないが、エヌビディアは3月にサムスン製のサンプルを試用したことを認めている。
     しかしSKハイニックスとサムスンの技術レベルには依然として差があり、それを埋めるにはもうしばらく時間がかかるとの見方もある。
     「サムスンが追いつくにはまだ時間が必要だ。HBMを製造するうえで技術に違いがある」。格付け会社のフィッチ・レーティングスのディレクター、シェリー・ジャン氏は語る。そして「当面、SKハイニックスは市場で優位性を保てるだろう」という。
     SKハイニックスは需要が今後も拡大するため、競争の激化を懸念する必要はあまりないとみている。
     「HBM市場は急速に成長している。顧客の観点からすれば、単一の供給源に依存するのは問題が大きい」。SKハイニックス幹部は強調する。そのうえで「顧客はサプライヤー同士の競争が不可欠とみなすだろう。当社は、競争がAIメモリー市場のさらなる発展につながるとみている」との認識を示す。
     しかしメモリー半導体市場は需給の変動に影響を受けやすいことで知られている。韓国キウム証券のアナリスト…は「サムスン電子が新しい半導体の販売に成功すれば、HBM市場は25年に供給過剰になると予想される」と警鐘を鳴らす。
     マイクロンは2月、HBMの量産を始めたと発表した。同社の製品はエネルギー消費が競合他社より約30%少なく、エヌビディアが採用するとみられている。マイクロンは今年末までの出荷分が完売しており、25年の出荷予定量の大半も既に売り先が決まっているという。台湾の半導体関連企業も市場への参入を計画している。