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ゆく株の流れは絶えずして、しかも、徒然なるままに……息抜きしながら探し物を…。の掲示板

東証で前代未聞の「役員就任」ダメ出しを受けた南野陽子の夫 「彼女は“仕方ないね”と」
4/30(土) 10:57配信

 兜町の事情通たちの間で、なぜか南野陽子(54)の名がささやかれている。その背景を探ると、またもや不肖の夫の存在に行き当たる。当のご本人は弁解するが、騒動は、東証では前例のない事態にまで発展していたのだった。

 コロナ新薬を呼び水に、30億円もの株価操作をした疑いで警視庁による逮捕者が続出した経済事件。その舞台となった医療ベンチャー「テラ」が、またしてもひと悶着を起こしていた。

 同社は東証スタンダードに上場する企業として、先月28日に新任役員人事のIRを発表したが、その文書はおかしなことに、役員就任案の〈取り下げ〉と書かれていたのだ。

 さる証券会社幹部が言う。

「テラは新任役員候補として、医療やITに詳しい人物たちを推薦したのですが、東証からダメ出しを食らってしまった。その中の一人に、南野陽子の旦那さんがいたというわけです」

 かつて本誌(「週刊新潮」)も報じたように、ナンノの4歳年下という旦那は、経営に関わってきた銀座のクリニックの家賃を踏み倒したり、銀座のママを愛人にして子供を産ませたり、振り込め詐欺のドンとのつながりが暴かれたり、さまざまな話題を振りまいてきた。

「テラは辛うじて上場こそ維持していますが、一連の事件で東証から『特設注意市場銘柄』の指定を受けてしまっているため、新役員案について精査される立場にあるのです」(同)

 結果として人事案は撤回されたわけで、東証はなんとか市場の面目を保ったということになるのか。

「僕一人だけが取り消されたら記事になると思いますけど、テラと東証の間に巻き込まれただけですから」

 そう話すのは、当の南野陽子の旦那ご本人である。

「就任予定だった役員は私を含め4人で、東証サイドは3月上旬からどういう経緯で推薦したのかテラ側に聞いていたそうです。で、4人のうち2人はテラのコンサルだった人間なので通ったのですが、私ともう一人は東証から提出物を求められ、たしか先月25日の金曜夕方に、私が関わってきた会社の謄本や決算書を週明け28日の月曜日に提出せよとなった。急に言われても、私は出張中で書類はレンタル倉庫に預けていたので間に合わない。テラも東証と揉めたくないので、仕方ないと諦めたのです」

  • >>363

    役員就任が頓挫したことについて、南野はどう考えているのかと尋ねると、

    「彼女に取り消しになったことを伝えても“仕方ないね”って、特段、悲しむ感じはなかったですよ。結婚して12年目になりますけど、夫婦関係はうまくいっています。たしか昨年末か年明け頃、僕はテラの社長と知人を介して知り合ったんですが、あの会社は和歌山医大でがん治療薬の治験をしていましてね。僕も和歌山出身という縁でテラの医療経営に携わることになったんです。10年ほど前に母親が卵巣がんを患ったものの免疫治療で生還したことがきっかけで、世の中の役に立ちたいと思っていましたのでね。また機会があれば、オファーを受けようと思います」

     そう淡々と語るのだが、東証にとっては前代未聞の出来事だという。

     企業ガバナンスに詳しい青山学院大学名誉教授の八田進二氏によれば、

    「今回のように、東証が自主規制法人に依頼して上場企業を調査するのは異例中の異例ではないか。たしかに書類の提出期限が急な点は否めませんが、東証サイドも市場の信頼を失墜させないためには不可欠だったのでしょう。4月に東証はこれまでの1部や2部といった市場区分をプライムやスタンダードなどに変更したばかりで、新市場にテラを残した矢先に再び不祥事が起きては、他社や投資家に示しがつかないと考えた結果だと思います」

    「週刊新潮」2022年4月28日号 掲載