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マザーズをはじめとする日本市場に巣食う嵌め込み外資に立ち向かう個人投資家の会&日常の事や趣味などの雑談の会
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おはようございます。

マーケットの話題)ETF分配金捻出へ売り

2020/7/10付日本経済新聞 朝刊
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決算を迎える上場投資信託(ETF)の分配金を捻出するために運用会社が出す売りが、日本株の上値を抑えそうだ。指数連動型ETFを運用する国内投信は、投資家に支払う分配金の金額を決める基準日を毎年7月上旬に迎える。市場では「ETFの口数が増え、今年の分配金捻出の売りは過去最大規模になる」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との予想が出ている。

8日は3000億円規模の売りが出たもようで、日経平均株価は0.8%安で引けた。大規模な売りのなかった9日は反発したものの、10日には4000億円規模の売りが出るとみられ、市場では警戒感が広がる。

分配金捻出の売りは「引け間際に出る場合が多い」(国内証券)とされる。みずほの三浦氏は「確実に売りが出るため、他の投資家は上値を追うのに慎重になる」と語る。

一方、「捻出売りが出る前に利益確定売りを済ませ、一時的な下落を好機とみて再び買いに動く投資家もいる」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト)。指数に組み入れられる大型株が軟調に推移するなか、分配金売りへの対応の巧拙が試されている。