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デイスイング売買記録(スーザン売買の備忘録です)
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備忘録<アリババvsテンセント>

アリババの一番メインの事業は、インターネットコマース(EC)です。
一方で、テンセントは自らEC事業をやってはいませんが、
テンセントは、中国で最もイケてるECの $JD $PDD の大株主。
アリババVS PDD+JD
という構図になっています。
そして、テンセントは、ウィーチャットというLINEの上位互換的なSNSを持っており、ウィーチャットから、激安コストで顧客を獲得できるようになっています↓



中国EC
各社の新規顧客獲得に用した費用
*営業費用太字の÷記号新規顧客増加数

2020年3Q時点
$BABA 1000元
$JD 200元
$PDD 200元

アリババめちゃ費用掛かっていますね。
JDは2019年からテンセントのWeChatから顧客流入をして、
この費用が下がっています。

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ECよりも重要になる、最も重要な分野は、クラウドと車、
最も重要な地域では、東南アジアとインドだと思います。
資産運用でも、テンセントは上記のJDとPDDの株価が安い時に投資して、
テスラと最近有名なニオで2億の「NIO」も早期に大きく投資していました。

アリババも EVのシャオペンに投資していますが、
高コストなことをやっててデザインも悪くないけどダサい


アリババが今後3年で3兆円弱をクラウドに投資すると表明した後、
騰訊は、今後5年で7.5兆円をクラウドに投資すると表明しました。

今はアリババクラウドのシェアの方が圧倒的に大きいですが、
これほどの巨額投資があれば、テンセントがアリババを抜くのも時間の問題かなと思います。また、上記の投資だけではなく、テンセントは、東南アジアで圧倒的ナンバーワンとなると思われる、$SE の30%を持つ大株主でもあります。
インドへの投資額も、テンセントの方がだいぶ多い。
よって、最も重要な、クラウド・米中両方のNO.1自動車メーカー・
東南アジア・インドをテンセントが抑えることになるだろうと思います。