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セブン&アイ20%減益 24年2月期、特損最大の2459億円
2024年4月10日 19:05

セブン&アイ・ホールディングスが10日発表した2024年2月期連結決算は、純利益が前の期比20%減の2246億円だった。傘下のイトーヨーカ堂などのリストラ費用が膨らみ、特別損失を2459億円計上した。同日、ヨーカ堂などスーパー事業の新規株式公開(IPO)の検討に入ることも正式発表した。

特損は17年2月期に計上した1512億円を上回り、05年の持ち株会社移行後で最大となる。百貨店子会社そごう・西武の米投資ファンドへの売却に伴う損失(1296億円)や、ヨーカ堂の従業員の早期退職や店舗減損などによる構造改革費用(288億円)などを計上した。

売上高にあたる営業収益は前の期比3%減の11兆4717億円、営業利益は5%増の5342億円だった。主力のコンビニエンスストア事業は国内でインバウンド(訪日外国人)など来店客が増えた。海外ではオリジナル商品の開発を強化し採算が上向いたほか、円安も追い風となった。

25年2月期の営業収益は前期比2%減の11兆2460億円、純利益は30%増の2930億円と2年ぶりに最高益となる見通し。構造改革の効果でスーパー事業の採算が改善する。国内のコンビニ事業も堅調に推移する。増益に転じることから実質増配する。

一方、イオンが同日発表した24年2月期連結決算は、純利益が前の期比2.1倍の446億円となった。都市部の食品スーパーや総合スーパー(GMS)が好調だった。値ごろ感のあるプライベートブランド(PB)商品で消費者を取り込み、店舗の売り上げ増加につなげた。在庫や物流網の効率化などにも取り組んだ。