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創薬支援AI「Cascade Eye」の新バージョンを発表
遺伝子リストのCSV出力機能を追加、情報共有がスムーズに

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下:FRONTEO)は、創薬支援AI「Cascade Eye ver. 1.4」を発表しました。

 Cascade Eyeは、FRONTEOの自然言語解析AIエンジン「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」を用いて論文情報や医療情報を解析し、分析対象としたい疾病に関連する分子や遺伝子のネットワークをパスウェイマップ(関連性を表す経路図)の形状に表示するAIシステムです。新たな創薬ターゲットの選定や、ドラッグ・リポジショニング(既存薬の別の疾患への転用)研究の効率化を促進するだけでなく、研究者のバイアスに左右されない創薬解析ができることなどが評価され、2020年のリリース以来、製薬企業や研究機関、教育機関での導入が進んでいます。

 Cascade Eye ver. 1.4では、ユーザーから要望の多かった、遺伝子リストのCSV出力機能が追加されました。本機能は、ネットワーク生成後に「CSVボタン」を押すと、遺伝子リストがCSVファイルとしてダウンロードされるものです。各遺伝子の名称のほか、ネットワークの起点となる遺伝子、終点となる遺伝子は、それぞれ「Causality Gene」、「Responsive Gene」と記載されます。これにより、解析結果である遺伝子の関係性情報を研究者同士が情報共有することが一層スムーズになります。また、遺伝子の検索などにおける操作性が向上しました。

https://www.fronteo.com/20230220