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Market Memoの掲示板

>>20

39続き
個別では前日の米半導体株高を受け、レーザーテック<6920.T>が相変わらずの大商いをこなして大きく上値を伸ばすなど再浮上の様相を示した。一方、さくらインターネット<3778.T>が生成AI関連のシンボルストックとして「株は需給」を地で行くストップ高人気となった。しかし、6連騰後のマド開け急騰はさすがに規格外で、目先は追撃買いも空売りも難しい局面。ここから先は荒れた値動きが予想され、観賞用としておくのが妥当か。AI関連では下値リスクの限定的な出遅れ低位株に網を張っておくのも一法。例えばエクサウィザーズ<4259.T>の400円近辺は食指が動く。業績面では営業赤字が続いているものの、この手の銘柄はトップラインの伸びに着目するべきで、24年3月期の売上高は前期比5割増の85億円を見込む。M&A戦略が奏功し自社開発のAIサービスが企業のDX投資需要をとらえている。テクニカル的にも13週・26週線のGC接近で狙い目に見える。

 このほか、低位株ではハイテク路線から目先を変えて内需系の銘柄にも焦点を合わせてみたい。「復興関連」という切り口はテーマとして囃(はや)されにくい面もあるが、コンクリート2次製品メーカー大手であるジオスター<5282.T>は空港向け舗装製品に強みを有しており羽田関連として注目したい。業績は24年3月期が大底とみられ、有配企業にして0.4倍台に放置されたPBRは何らかの株価刺激策への思惑を内包する。

 また、コンクリート2次製品メーカーでは日本コンクリート工業<5269.T>も人気化素地を開花させつつある。きょうの後場取引時間中に23年4~9月期の決算を発表、営業利益は前年同期比約32倍の12億7300万円と回復色を鮮明とした。これについては前週11日に発表した上方修正で織り込み済みだったが、マド開け急騰後にもみ合い、時価はまだ400円台でPBRも0.6倍台と低い。3%近い配当利回りは魅力で継続注目。