ここから本文です
投稿一覧に戻る

材料速報の掲示板

週明け欧州市場は無風状態、ドル円109円台後半=ロンドン為替概況
今日の為替 2021/08/30(月) 20:10

 ロンドン市場は、ほぼ無風状態。先週末のドル安水準から、東京市場ではやや調整が入ったが、その後はほぼ値動きを停止している。この日は英国がバンクホリデーとなっており、株式市場などが休場となっている。参加者が少ない上に、月末相場の取引手控えムードも広がっているようだ。先週末のパウエルFRB議長のジャクソンホール演説では、年内のテーパリング開始が示唆されたが、詳細な日程は示されなかった。市場ではテーパリング開始については十分に織り込んでおり、予想よりも慎重なトーンだったとして、ドル売りの反応示した経緯があった。週明けロンドン市場では、ドル円は109.80台、ユーロドルは1.1800挟み、ユーロ円は129.60付近での揉み合いが続いている。独仏株や米株先物は小幅高での揉み合い。原油先物は下げ渋り。次の注目イベントは金曜日の米雇用統計に。

 ドル円は109円台後半での取引。先週末のパウエルFRB議長のジャクソンホール演説を通過して、ドル売りに押された経緯があった。週明けには東京午前に109.70レベルまで一段安となった。しかし、その後はじりじりと買い戻されている。ロンドン時間には109.85付近での揉み合いが続いており、値動きはほとんどみられず。英国がバンクホリデーのため株式市場などが休場となっている。月末ムードも加わり、動意薄になっている。

 ユーロドルは1.18ちょうど近辺での取引。東京午前に高値を1.1810レベルまで伸ばした。その後は上値がやや重くなっている。ロンドン朝方に1.1791レベルまで小幅に下押しされた。その後は1.1800レベルを挟んで、上下5ポイント程度の値動きにとどまっている。ユーロ円も129.50付近から129.65近辺までの狭いレンジ取引。ドイツの全国版の消費者物価指数に先立って発表された、一連の州別の数字は、いずれも前月比の伸びが鈍化する一方で、前年比の伸びが加速した。ただ、ユーロ相場はほとんど反応しなかった。

 ポンドドルは1.37台半ばでの取引。東京午前に1.3775レベルまで買われたが、先週末NY高値には届かず。その後は小幅に反落している。ロンドン時間には1.3748近辺に安値を更新。ポンド円は151円ちょうど付近から151.20台での揉み合いが続いている。ユーロポンドは0.85台後半でやや強保ち合いとなる程度の値動き。

minkabu PRESS編集部 松木秀明