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くるみぱん
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くるみぱんの掲示板

>>6013

・上方修正のクセを読む 業績予想の3つにクセ
慎重な見通し貫く車業界 広い販路、原材料費や為替も読めず。
日本企業の中で、業績予想を保守的に出す傾向が目立つのが自動車セクター。
自動車メーカーが保守的に予想を出すのはなぜか。
1.販路が広く販売台数予想が立てにくいこと。
2.鋼材価格などコストがよめないこと。
3.為替による利益変動が大きいこと。
正確な見通しが立ちにくい以上、万が一の場合でも達成できる業績予想を示す誘引が働く。
自動車企業の業績見通しが立てにくいのはアナリストにとっても同じ事。

・上方修正のクセを読む
ゲームセクターも会社予想が保守的になりやすい業種の一つ。
「ゲームソフトは販売本数の予想が難しく、見込みの2割しか売れないこともある。利益予想はどうしても控えめになる」と指摘も。
総合商社の業績予想も独特。資源価格などブレ幅が大きい要因で利益水準が変動する上、投資先の減損損失が発生することも多い。
そのため「バッファー」として数百億円程度の損失発生を織り込んだ形で業績予想を作ることが多い。

・上方修正のクセを読む
半導体・不動産、上方修正の常連。
毎年のように業績予想を修正する「常連企業」がいる。
直近5期連続で純利益が期初予想(期中に初めて示された会社予想を含む)を上回って着地した銘柄は約350社(金融除く)あった。
需要が伸びている半導体関連や、一過性の利益が出やすい不動産が上方修正の常連。
一方、下方修正の常連に対しては企業統治(Governance)の観点から厳しい視線が注がれている。