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マーケット用メモ帳【質問・雑談はご遠慮下さい】の掲示板

(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=103.64円(22日15時時点比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=126.18円(▲0.23円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2174ドル(▲0.0044ドル)
FTSE100種総合株価指数:6453.16(前営業日比△36.84)
ドイツ株式指数(DAX):13418.11(△171.81)
10年物英国債利回り:0.183%(▲0.022%)
10年物独国債利回り:▲0.595%(▲0.015%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
1月独消費者信頼感指数(Gfk調査)   ▲7.3      ▲6.8・改
7−9月期英国内総生産(GDP)改定値
前期比                16.0%       15.5%
前年同期比              ▲8.6%      ▲9.6%
7−9月期英経常収支       157億ポンドの赤字 119億ポンドの赤字・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ポンドドルは軟調。難航している英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉を巡り、英国は漁業権について譲歩案を提示したと伝わり、合意への期待が高まる場面もあったが、その後「EUは英提案を拒否した」と報じられると、交渉が決裂に終わる可能性が警戒されてポンド売りが優勢となった。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されて、1時頃に一時1.3304ドルと日通し安値を更新した。
 なお、バルニエEU離脱首席交渉官は「英国との通商交渉で進展があったとEU加盟国大使に報告した」「英国は漁業権で十分に動いていない。相違を埋めることは困難と報告した」と明らかにした。一方で、EU加盟国政府は「英国が漁業権で譲歩すれば、クリスマス前に合意は可能」との見解も示している。

・ユーロドルは頭が重い。1月独消費者信頼感指数(Gfk調査)が予想を上回ったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時1.2257ドルと日通し高値を付けた。ただ、NY勢参入後にドル買い戻しが進むと徐々にさえない展開となった。7−9月期米国内総生産(GDP)確定値が前期比年率33.4%増と予想の33.1%増を上回り、改定値から上方修正されたことが相場の重しとなったほか、市場では「17日の高値1.2273ドルにかけては売りオーダーが目立つ」との声も聞かれ、一時1.2161ドルと日通し安値を更新した。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも観測された。

・ドル円は強含み。しばらくは103円台半ばでの狭いレンジ取引が続いていたが、NY市場に入るとポンドやユーロに対してドル買いが進んだ影響を受けてじり高の展開となった。7−9月期米GDP確定値が予想を上回ったことやロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローが出たことで一時103.73円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値103.89円を上抜けることは出来なかった。市場関係者からは「103.90円から上の水準には国内輸出企業の売りが観測されている」との声が聞かれた。

・ユーロ円はユーロドルの上昇につれた買いが先行し一時126.66円と本日高値を付けたものの、ユーロドルが失速すると126.11円の本日安値まで押し戻された。

・ロンドン株式相場は4日ぶりに反発。新型コロナ変異種の感染拡大が懸念される一方、英EU交渉の進展が期待されてじりじりと下値を切り上げた。外国為替市場でのポンド安進行を背景に通貨安で恩恵を受ける多国籍企業銘柄に買いが入り指数を押し上げた面もあった。

・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反発。1月独消費者信頼感指数が予想を上回ったことで買い安心感が広がったほか、前日に3%近く急落した反動が出た。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.00%高)やハイデルベルグセメント(3.76%高)、バイエル(3.04%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇した。