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マーケット用メモ帳【質問・雑談はご遠慮下さい】の掲示板

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  • 2020/12/24 20:08
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掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • (24日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.55円(前営業日NY終値比▲0.02円)
    ユーロ円:1ユーロ=126.39円(△0.16円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2205ドル(△0.0018ドル)
    日経平均株価:26668.35円(前営業日比△143.56円)
    東証株価指数(TOPIX):1774.27(△9.06)
    債券先物3月物:151.98円(▲0.16円)
    新発10年物国債利回り:0.010%(△0.005%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)         <発表値>    <前回発表値>
    11月企業向けサービス価格指数(前年比) ▲0.6%    ▲0.5%・改
    対外対内証券売買契約等の状況
    対外中長期債           8024億円の取得超 7718億円の取得超・改
    対内株式             5043億円の処分超 1564億円の取得超・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは強含み。英国と欧州連合(EU)の通商交渉合意への期待感が高まるなか、ジョンソン英首相が日本時間20時から交渉に関して会見を行うとの報道も伝わり、市場は全般にリスクオンへと傾いた。ダウ先物などの上昇も買いを誘い、一時1.2216ドルまで上昇。もっとも、昨日高値の1.2221ドルが意識されるといったんは買いの勢いも収まった。
     ポンドドルはしっかり。英EU交渉の合意期待を手掛かりにした買いが入り、一時1.3563ドルまで値を上げた。

    ・ドル円はもみ合い。仲値にかけて103.62円まで上昇したものの、昨日の高値103.65円手前では伸び悩み、その後は103.50円まで売りに押された。ここまでの値幅はわずか12銭程度と狭く、総じて方向感を欠いた。

    ・ユーロ円は強含み。株高やユーロドルの上昇につれて一時126.49円まで値を上げた。また、ポンド円も140.43円まで上昇する場面が見られた。

    ・日経平均株価は続伸。新型コロナウイルスのワクチン普及期待や英EU交渉の合意期待などを材料に、投資家のリスク志向改善を意識した買いが広がった。もっとも、高値圏では利益確定売りなども観測されたため、上値も抑えられた。

    ・債券先物相場は5営業日ぶりに反落。英国とEUの通商交渉に対する合意期待を背景に、安全資産とされる債券相場は売りが先行した。また、日経平均株価が堅調に推移したことも相場の重しとなった。

  • (23日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.57円(前営業日比▲0.07円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.23円(△0.17円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2187ドル(△0.0024ドル)
    ダウ工業株30種平均:30129.83ドル(△114.32ドル)
    ナスダック総合株価指数:12771.11(▲36.80)
    10年物米国債利回り:0.94%(△0.02%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=48.12ドル(△1.10ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1878.1ドル(△7.8ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
    前週分の米新規失業保険申請件数   80万3000件  89万2000件・改
    11月米耐久財受注額
    前月比                 0.9%     1.8%・改
    11月米個人消費支出(PCE、前月比)   ▲0.4%     0.3%・改
       PCEコアデフレータ(前月比)    0.0%      0.0%
    12月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)
                        80.7       81.4
    11月米新築住宅販売件数
    件数                84万1000件  94万5000件・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は4日ぶりに小反落。NY勢参入直後にドル買いが進んだ流れに沿って円売り・ドル買いが先行。11月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となった。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いも出て一時103.65円とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。ただ、同水準を上抜けることが出来ず、引けにかけては上値が重くなった。

    ・ユーロドルは4日ぶりに反発。NY市場に限れば、一進一退の展開だった。NY勢参入直後にドル買いが強まると一時1.2160ドル付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値1.2154ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。ポンドドルの上昇につれた買いも入り、一時1.2221ドルと日通し高値を更新した。もっとも、そのあとはクリスマス休暇前のポジション調整目的の売りも出て、一時1.2173ドル付近まで押し戻される場面があった。

    ・ユーロ円は3日ぶりに反発。22時過ぎに一時125.94円と日通し安値を付けたものの、英国とEUの交渉合意が期待されて、欧米株価が上昇するとリスク・オンの円売りが優勢に。24時前に一時126.38円と日通し高値を付けた。

    ・ポンドは上昇した。難航してきた英国とEUの将来関係を巡る通商交渉が本日中にも合意に達する可能性が浮上し、ポンド買いが広がった。ポンドドルは一時1.3571ドル、ポンド円は140.32円、ユーロポンドは0.9001ポンドまでポンド高に振れた。
     なお、EUは英国との自由貿易協定(FTA)交渉が移行期限となる年末までに合意できない場合、「1月1日から暫定的なFTAを発効させる用意がある」と報じられたほか、複数のEU当局者の話として「通商交渉は大枠で合意した」と伝わった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。英国とEUの通商交渉は本日中にも合意が可能と伝わり、欧州株相場が総じて上昇。米株にも買いが波及した。ただ、トランプ大統領が米議会で可決された経済対策案への署名を拒否する可能性を示したことで、上値も限定的だった。
     一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢になった。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。英国とEUの通商貿易交渉が本日中にも妥結する可能性が浮上し、欧州債券相場が下落。米国債にも売りが波及した。

    ・原油先物相場は3日ぶりに反発。為替相場でドルが対ユーロで下落し、ドル建ての原油に割安感が生じたことや、米株が上昇したこともリスク資産の原油の買いを後押しした。米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫統計で、原油在庫は56.2万バレルの取り崩しと、予想ほど減少しなかったものの、ガソリン在庫は増加予想に反して112.5万バレルの取り崩しとなった。

    ・金先物相場は4日ぶりに反発。為替市場でポンドドルを中心にドル安が進み、ドル建てで取引される金の割安感につながり、買いが優勢となった。

  • (23日終値:24日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=103.60円(23日15時時点比△0.16円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.25円(△0.18円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2186ドル(▲0.0002ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6495.75(前営業日比△42.59)
    ドイツ株式指数(DAX):13587.23(△169.12)
    10年物英国債利回り:0.286%(△0.103%)
    10年物独国債利回り:▲0.547%(△0.048%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    11月独輸入物価指数
    前月比                0.5%       0.3%
    前年比                ▲3.8%     ▲3.9%
    11月仏卸売物価指数(PPI)
    前月比                1.7%      0.0%・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ポンドは全面高。欧州連合(EU)は英国との自由貿易協定(FTA)交渉が移行期限となる年末までに合意できない場合、「1月1日から暫定的なFTAを発効させる用意がある」との一部報道が伝わると全般ポンド買いが先行。複数のメディアが「英EU合意は近い」と報じたこともポンド買いを誘った。ポンドドルは一時1.3571ドル、ポンド円は140.32円、ユーロポンドは0.9001ポンドまでポンド高に振れた。
     なお、その後英スカイニュースが英政府筋の話として「英国とEUはFTA交渉で合意した」と報じた一方、英BBCが「英EU交渉はまだ決着していない」と報じられた。また、複数の当局者の話として「通商交渉は大枠で合意した」と伝わるなど、情報が錯綜した。

    ・ドル円は底堅い動き。欧州勢参入後に一時103.36円と日通し安値を付けたものの、そのあとはじり高の展開に。NY勢が加わる時間帯に入るとドル高が進んだ流れに沿って円売り・ドル買いが先行。11月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となった。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いも出て一時103.64円とアジア時間に付けた日通し高値103.65円に迫った。欧米株価の上昇に伴うリスク・オンの円売りも出た。

    ・ユーロドルは一進一退。しばらくは1.21ドル台後半でのもみ合いが続いていたが、NY勢参入直後にドル買いが強まると一時1.2160ドル付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.2154ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。ポンドドルの上昇につれた買いが入り、一時1.2221ドルと日通し高値を更新した。もっとも、そのあとはロンドン・フィキシングに絡んだドル買いが入ったため、1.21ドル台後半まで押し戻された。

    ・ユーロ円は強含み。22時過ぎに一時125.94円と日通し安値を付けたものの、英国とEUの交渉合意が期待されて、株価が上昇するとリスク・オンの円売りが優勢に。24時前に一時126.38円と日通し高値を付けた。豪ドル円は一時78.59円、NZドル円は73.55円、カナダドル円は80.71円まで値を上げた。

    ・ロンドン株式相場は続伸。英国とEUの将来の関係を巡る通商交渉が本日中にも合意に達するとの見方が広がり、買いが優勢となった。原油先物価格の上昇を背景にロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が買われたほか、ロイズ・バンキング・グループやバークレイズなど金融株の上げが目立った。

    ・フランクフルト株式相場は続伸。英国とEUの交渉合意が期待されて、買いが広がった。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(4.63%高)やダイムラー(3.32%高)、コンチネンタル(2.74%高)などの上昇が目立った。

    ・欧州債券相場は下落。英EU合意間近との報道で債券売りが広がった。

  • (23日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.44円(前営業日NY終値比▲0.20円)
    ユーロ円:1ユーロ=126.07円(△0.01円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2188ドル(△0.0025ドル)
    日経平均株価:26524.79円(前営業日比△88.40円)
    東証株価指数(TOPIX):1765.21(△4.09)
    債券先物3月物:152.14円(△0.01円)
    新発10年物国債利回り:0.0005%(横ばい)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)     <発表値>    <前回発表値>
    10月景気動向指数改定(CI)
    先行指数            94.3        93.8
    一致指数            89.4        89.7

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは下値が堅い。昨日の海外市場でドル高が進んだ反動からユーロ買い・ドル売りが先行。トランプ米大統領が「(昨日上下院で可決した経済対策法案に対して)無駄で不必要な要素を除外するように要求する」との見解を示すと、大統領が法案に署名しないリスクが意識され、時間外のダウ先物が170ドル超下落したため、つれる形で1.2154ドルまで失速した。ただ、売りも長続きせず、ドル売りの流れが再開すると1.2192ドルまで浮上した。

    ・ドル円は弱含み。全般ドル安が進行したため序盤から上値の重い展開となった。その後も目立った戻りも見られないまま、一時103.43円まで下押しした。

    ・ユーロ円はもみ合い。ドル絡みの取引が中心となり、ユーロドルとドル円の値動きの影響を同時に受けたためユーロ円自体には方向感が出ず、126円を挟んだ推移となった。

    ・日経平均株価は4営業日ぶりに反発。昨日まで続落していただけにハイテク株を中心に押し目買いが入り、指数は一時150円近く上げる場面があった。ただ、変異種の新型コロナウイルスに対する警戒感は強く、上値も限定的。米追加経済法案の不透明感が高まっていることも上値を抑えた。

    ・債券先物相場は4日続伸。新型コロナウイルス変異種の感染拡大への懸念から買いが先行し、152.18円まで値を上げたが、その後は次第に上値を切り下げた。

  • (22日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.64円(前営業日比△0.32円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.06円(▲0.45円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2163ドル(▲0.0081ドル)
    ダウ工業株30種平均:30015.51ドル(▲200.94ドル)
    ナスダック総合株価指数:12807.92(△65.40)
    10年物米国債利回り:0.92%(▲0.01%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=47.02ドル(▲0.95ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1870.3ドル(▲12.5ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    7−9月期米国内総生産(GDP、確定値)
    前期比年率             33.4%      33.1%
    個人消費確定値(前期比年率)    41.0%      40.6%
    コアPCE確定値(前期比年率)     3.4%      3.5%
    12月米消費者信頼感指数        88.6      92.9・改
    12月米リッチモンド連銀製造業景気指数 19        15
    11月米中古住宅販売件数
    年率換算件数            669万件    686万件・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは3日続落。欧州時間発表の1月独消費者信頼感指数が予想を上回ったことを受けて、21時30分前に一時1.2257ドルと日通し高値を付けたものの、NY勢が本格参入する時間帯に入るとドル買い戻しが優勢になった。7−9月期米GDP確定値が前期比年率33.4%増と予想の33.1%増を上回り、改定値から上方修正されたことが相場の重しとなったほか、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されて一時1.2152ドルと日通し安値を更新した。市場では「17日の高値1.2273ドルにかけては売りオーダーが目立つ」との指摘があった。

    ・ドル円は3日続伸。ユーロやポンドに対してドル高が進んだ影響を受けたほか、7−9月期米GDP確定値が予想を上回ったことがドル買いを誘った。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローが入ると、一時103.73円と日通し高値を更新した。
     ただ、前日の高値103.89円を上抜けることは出来なかった。一目均衡表基準線が位置する103.82円がレジスタンスとして意識されたほか、市場では「103.90円から上の水準には国内輸出企業の売りが観測されている」との声も聞かれた。

    ・ユーロ円は続落。ユーロドルの上昇につれた買いが先行し一時126.66円と本日高値を付けたものの、ユーロドルが失速すると126.00円の本日安値まで押し戻された。

    ・ポンドドルは頭が重かった。難航している英国とEUの自由貿易協定(FTA)交渉を巡り、英国は漁業権について譲歩案を提示したと伝わり、合意への期待が高まる場面もあったが、「EUは英提案を拒否した」と報じられると、交渉が決裂に終わる可能性が警戒されてポンド売りが優勢となった。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されて、1時頃に一時1.3304ドルと日通し安値を更新した。
     なお、バルニエEU離脱首席交渉官は「英国との通商交渉で進展があった」とEU加盟国大使に報告。「英国は漁業権で十分に動いていない。相違を埋めることは困難」としながらも「英国が漁業権で譲歩すれば、クリスマス前に合意は可能」との見解を示した。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。新型コロナの変異種への警戒感から売りが先行。米議会上下両院は21日、総額9000億ドル規模の追加経済対策法案を可決したものの、「目先材料出尽くし」として利益確定の売りを誘った面もあった。
     一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、史上最高値で取引を終えた。自社開発の電池技術を搭載した電気自動車(EV)の生産開始計画が報じられたアップルが堅調だった。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。新型コロナ変異種への警戒感が広がる中、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。

    ・原油先物相場は続落。英国で感染が急増している新型コロナの変異種により、欧州で海外渡航の禁止などの経済活動の制限が強化され、景気減速に伴うエネルギー需要の先行き不透明感への懸念が引き続き原油相場の重しとなった。

    ・金先物相場は3日続落。為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金に割高感が生じ、売りに押された。7−9月期米個人消費・確定値が市場予想を上回り、改定値から上方修正されたことも、ドル買いを後押しした。

  • (22日終値:23日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=103.64円(22日15時時点比△0.18円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.18円(▲0.23円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2174ドル(▲0.0044ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6453.16(前営業日比△36.84)
    ドイツ株式指数(DAX):13418.11(△171.81)
    10年物英国債利回り:0.183%(▲0.022%)
    10年物独国債利回り:▲0.595%(▲0.015%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    1月独消費者信頼感指数(Gfk調査)   ▲7.3      ▲6.8・改
    7−9月期英国内総生産(GDP)改定値
    前期比                16.0%       15.5%
    前年同期比              ▲8.6%      ▲9.6%
    7−9月期英経常収支       157億ポンドの赤字 119億ポンドの赤字・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ポンドドルは軟調。難航している英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉を巡り、英国は漁業権について譲歩案を提示したと伝わり、合意への期待が高まる場面もあったが、その後「EUは英提案を拒否した」と報じられると、交渉が決裂に終わる可能性が警戒されてポンド売りが優勢となった。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されて、1時頃に一時1.3304ドルと日通し安値を更新した。
     なお、バルニエEU離脱首席交渉官は「英国との通商交渉で進展があったとEU加盟国大使に報告した」「英国は漁業権で十分に動いていない。相違を埋めることは困難と報告した」と明らかにした。一方で、EU加盟国政府は「英国が漁業権で譲歩すれば、クリスマス前に合意は可能」との見解も示している。

    ・ユーロドルは頭が重い。1月独消費者信頼感指数(Gfk調査)が予想を上回ったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時1.2257ドルと日通し高値を付けた。ただ、NY勢参入後にドル買い戻しが進むと徐々にさえない展開となった。7−9月期米国内総生産(GDP)確定値が前期比年率33.4%増と予想の33.1%増を上回り、改定値から上方修正されたことが相場の重しとなったほか、市場では「17日の高値1.2273ドルにかけては売りオーダーが目立つ」との声も聞かれ、一時1.2161ドルと日通し安値を更新した。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも観測された。

    ・ドル円は強含み。しばらくは103円台半ばでの狭いレンジ取引が続いていたが、NY市場に入るとポンドやユーロに対してドル買いが進んだ影響を受けてじり高の展開となった。7−9月期米GDP確定値が予想を上回ったことやロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローが出たことで一時103.73円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値103.89円を上抜けることは出来なかった。市場関係者からは「103.90円から上の水準には国内輸出企業の売りが観測されている」との声が聞かれた。

    ・ユーロ円はユーロドルの上昇につれた買いが先行し一時126.66円と本日高値を付けたものの、ユーロドルが失速すると126.11円の本日安値まで押し戻された。

    ・ロンドン株式相場は4日ぶりに反発。新型コロナ変異種の感染拡大が懸念される一方、英EU交渉の進展が期待されてじりじりと下値を切り上げた。外国為替市場でのポンド安進行を背景に通貨安で恩恵を受ける多国籍企業銘柄に買いが入り指数を押し上げた面もあった。

    ・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反発。1月独消費者信頼感指数が予想を上回ったことで買い安心感が広がったほか、前日に3%近く急落した反動が出た。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.00%高)やハイデルベルグセメント(3.76%高)、バイエル(3.04%高)などの上昇が目立った。

    ・欧州債券相場は上昇した。

  • (22日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.46円(前営業日NY終値比△0.14円)
    ユーロ円:1ユーロ=126.41円(▲0.10円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2218ドル(▲0.0026ドル)
    日経平均株価:26436.39円(前営業日比▲278.03円)
    東証株価指数(TOPIX):1761.12(▲27.93)
    債券先物3月物:152.13円(△0.05円)
    新発10年物国債利回り:0.010%(横ばい)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)
    特になし

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは弱含み。変異種の新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、日経平均株価や時間外のダウ先物が下落するとリスクオフのドル買いが先行。その後も目立った戻りが見られないまま、一時1.2216ドルまで値を下げた。なお、ポンドドルは1.3380ドル、豪ドル米ドルは0.7552米ドルまで下押しした。

    ・ドル円はじり高。全般ドル高が進んだ影響を受けて鈍い動きながらも底堅く推移し、一時103.48円まで値を上げた。

    ・ユーロ円は上値が重い。ドル円が買われた影響から下値は堅かったが、株安に伴ってリスク回避の円買い・ユーロ売りも入ったため126.34円まで一時下押しした。

    ・日経平均株価は3日続落。英国や豪州などで変異種の新型コロナウイルス感染が相次いでいることから、景気先行き不透明感が強まり景気敏感株を中心に売りが広がった。アジア株も軟調に推移したため、その後の戻りも鈍いまま一時350円超安まで下げ幅を広げた。

    ・債券先物相場は3日続伸。日本株をはじめアジア株が全面安となるなか、安全資産とされる債券需要が高まった。一時152.15円まで値を上げた。

  • (21日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.32円(前営業日比△0.02円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.51円(▲0.11円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2244ドル(▲0.0013ドル)
    ダウ工業株30種平均:30216.45ドル(△37.40ドル)
    ナスダック総合株価指数:12742.52(▲13.12)
    10年物米国債利回り:0.93%(▲0.02%)
    WTI原油先物1月限:1バレル=47.74ドル(▲1.36ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1882.8ドル(▲6.1ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)
    特になし

    (各市場の動き)
    ・ポンドドルは底堅い動きとなった。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉が決着せず、今週も交渉継続となったことが嫌気されたほか、英国などで感染力が非常に強い新型コロナウイルスの変異種が確認されたため、欧州市場では一時1.3188ドルまで売り込まれた。
     ただ、NY市場では買い戻しが優勢に。安く始まったダウ平均がプラス圏を回復するなど、米国株相場が底堅く推移すると、リスク・オフのドル買いが後退。英EU交渉で溝が深い漁業権問題に関して、「ジョンソン英首相が歩み寄る姿勢を示した」と伝わると、合意への期待感が高まりポンド買いが加速した。4時30分過ぎに一時1.3498ドル付近まで買い戻され、下げ幅をほぼ取り戻した。ポンド円は136.97円の本日安値から139.52円の本日高値まで反発した。

    ・ユーロドルは続落。新型コロナの変異種が英国など欧州を中心に広がりを見せていることが懸念されて、欧州市場に一時1.2130ドルまで売られた影響が残った。ただ、NY市場では底堅く推移した。一時は420ドル超下落したダウ平均が上げに転じるとリスク・オフの動きが後退。アジア時間の高値1.2237ドルを上抜けて一時1.2253ドルと日通し高値を更新した。
     なお、世界保健機関(WHO)はこの日、英国などで新型コロナの変異種が検出されたことについて、「変異種の出現はパンデミック(世界的な大流行)の過程で通常見られること」とし、「過度に警戒する必要はない」との見解を示した。

    ・ドル円は小幅続伸。新型コロナの変異種を巡る懸念からリスク・オフのドル買いが入り、欧州時間に一時103.89円と日通し高値を付ける場面があった。ただ、NY市場に入るとダウ平均が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退。取引終了間際に一時103.28円付近まで押し戻された。

    ・ユーロ円は4日ぶりに反落。アジア市場では一時125.92円まで売られたものの、NY市場では買い戻しが目立った。ユーロドルの持ち直しにつれた円売り・ユーロ買いが出て126.62円付近まで値を戻した。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。新型コロナの変異種への懸念から一時420ドル超下落したものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり、NY午後に上げに転じた。米追加経済対策を巡る与野党合意を好感し、一時120ドル超上げた。
     一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反発。新型コロナの変異種への懸念から、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入ったものの、米追加経済対策を巡る与野党合意で米国株が底堅く推移すると米国債に売りが出たため上げ幅を縮めた。

    ・原油先物相場は6日ぶりに反落。感染力が強いコロナの変異種が英国など欧州で広がったことを受けて、制限措置の強化による景気減速への懸念が強まり、エネルギー需要の先行き不透明感が再燃し、先週5日続伸した原油は利益確定の売りに押された。

    ・金先物相場は続落。感染力が強いコロナの変異種が英国など欧州で広がったことを受けてリスクオフのドル買いが先行し、ドル建ての金は割高感で売りが先行した。2月限は一時1859.0ドルまで下落したが、ドル高が巻き戻され、金は下げ幅を縮小して取引を終えた。

  • (21日終値:22日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=103.38円(21日15時時点比▲0.08円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.50円(△0.37円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2236ドル(△0.0045ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6416.32(前営業日比▲112.86)
    ドイツ株式指数(DAX):13246.30(▲384.21)
    10年物英国債利回り:0.205%(▲0.044%)
    10年物独国債利回り:▲0.580%(▲0.009%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    12月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)▲13.9      ▲17.6

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ポンドドルは下値が堅かった。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉が決着せず、今週も交渉継続となったことが嫌気されたほか、英国などで感染力が非常に強い新型コロナウイルスの変異種が確認されたためポンド売りが先行。19時30分前に一時1.3188ドルまで急落した。
     ただ、売り一巡後は徐々に下値を切り上げる展開に。欧州株相場がひとまず下げ止まり、米国株が底堅く推移するなど、パニック的な株売りの動きが落ち着いたことで、リスク・オフのドル買いが後退。3時過ぎには1.3367ドル付近まで持ち直した。ナイト・セッションの日経平均先物も大証終値比490円安の2万6160円まで下げたあと、200円安の2万6450円まで下げ幅を縮めた。
     市場では「今週から欧米勢の多くがクリスマス休暇に入っていることもあって商いが薄く、少額の取引でも値が振れやすかった」との声が聞かれた。

    ・ユーロドルは底堅い動き。新型コロナの変異種が英国など欧州を中心に広がりを見せていることが懸念されて、リスク・オフのドル買いが先行。時間外のダウ先物が一時800ドル近く急落したことも相場の重しとなり、19時30分前に一時1.2130ドルと日通し安値を付けた。ただ、安く始まった現物のダウ平均が上げに転じるとリスク・オフの動きが後退。アジア時間の高値1.2237ドルを上抜けて一時1.2239ドルと日通し高値を更新した。

    ・ドル円は上値が重かった。新型コロナの変異種を巡る懸念からリスク・オフのドル買いが先行し一時103.89円と日通し高値を付けたものの、NY市場に入ると徐々に弱含んだ。一時は420ドル超下落したダウ平均が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退し、3時過ぎに103.37円付近まで押し戻された。

    ・ユーロ円は下値が堅かった。19時30分過ぎに一時125.97円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値125.92円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。ユーロドルの持ち直しにつれた円売り・ユーロ買いも出て126.56円付近まで値を戻した。

    ・ロンドン株式相場は3日続落。英国で新型コロナ変異種の感染が急速に拡大し、首都ロンドンでは20日から行動規制が大幅に強化された。世界各国で英国との渡航禁止措置が相次いだことから、景気悪化への懸念が高まり売りが膨らんだ。

    ・フランクフルト株式相場は大幅に続落。新型コロナの変異種が英国で急速に感染を広げ、欧州各国は英国からの入国制限措置を導入。景気悪化懸念から売りが優勢となった。独以外の欧州各国の株式相場も軒並み下落した。フランスの株価指数は2.43%安、スペインは3.08%安、イタリアは2.57%安となった。

    ・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。

  • (21日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.46円(前営業日NY終値比△0.16円)
    ユーロ円:1ユーロ=126.13円(▲0.49円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2191ドル(▲0.0066ドル)
    日経平均株価:26714.42円(前営業日比▲48.97円)
    東証株価指数(TOPIX):1789.05(▲4.19)
    債券先物3月物:152.08円(△0.02円)
    新発10年物国債利回り:0.010%(△0.005%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標) 
    特になし

    (各市場の動き)
    ・ポンドは大幅下落。英国と欧州連合(EU)による自由貿易協定(FTA)などの交渉が決着せず、今週も交渉継続となったことが嫌気されて早朝のオセアニア市場から売りが先行。英国などで感染力が非常に強い新型コロナウイルスの変異種が確認されていることも売りを後押しし、ポンドドルは1.3336ドル、ポンド円は137.87円まで下落した。

    ・ドル円は下値が堅い。早朝には対ポンドでのドル急伸を受けて103.56円まで上昇したが、一巡後はクロス円の下げにつれて103.25円まで下押しした。一方で、一時は230円近く下落した日経平均株価が20円超安まで下げ幅を縮めると103.50円付近まで切り返した。

    ・ユーロ円は弱含み。ユーロドルと同様にポンドの下落につれる形で売りが強まった。一時125.92円まで値を下げ、その後の戻りも鈍かった。

    ・ユーロドルは軟調。新型コロナウイルス変異種の感染拡大と経済活動制限への懸念が広がるなか、ポンドの下落につれる形で売りが広がった。一時1.2179ドルまで値を下げた。

    ・日経平均株価は続落。英国での新型コロナウイルスの変異種に対する警戒感が高まり、指数は序盤に230円近く下落した。ただ、日銀のETF買い期待から後場には買い戻しが強ま多。

    ・債券先物相場は続伸。米与野党間で追加経済対策に関して合意がまとまったことを受けて売りが先行し152.01円まで下落した。ただ、日銀の国債買い入れオペの結果がまずまずの内容との見方から152.15円まで一時反発した。

  • (18日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.30円(前営業日比△0.19円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.62円(△0.12円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2257ドル(▲0.0011ドル)
    ダウ工業株30種平均:30179.05ドル(▲124.32ドル)
    ナスダック総合株価指数:12755.64(▲9.11)
    10年物米国債利回り:0.95%(△0.02%)
    WTI原油先物1月限:1バレル=49.10ドル(△0.74ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1888.9ドル(▲1.5ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    7−9月期米経常収支      1785億ドルの赤字 1614億ドルの赤字・改
    11月米景気先行指標総合指数(前月比) 0.6%     0.8%・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは5日ぶりに反落。欧州時間に発表された12月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ったことを受けて、一時1.2269ドル付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値1.2272ドルや前日の高値1.2273ドルがレジスタンスとして意識されると失速した。週末を控えたポジション調整目的の売りも出て、1時30分前に一時1.2226ドルと日通し安値を付けた。市場では「クリスマス休暇を翌週に控えて、調整が進みやすかった」との声が聞かれた。

    ・ポンドドルは軟調。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉の時間切れが迫る中、全般ポンド売りが優勢となった。前日に一時1.3624ドルと2018年5月3日以来の高値を付けたあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。0時30分前には一時1.3472ドルと日通し安値を更新した。ポンド円は6時前に139.32円まで下落した。バルニエEU離脱首席交渉官はこの日、「合意の可能性はあるが、その道筋は狭まっている」などと述べた。
     なお、「ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長は英EU離脱後の協定取りまとめのため、今後48時間におよぶ話し合いを実施する」と伝わった。

    ・ドル円は4日ぶりに反発。ただ、NY市場に限ればもみ合いの展開だった。ユーロやポンドに対してドル買い戻しが進んだ影響を受けて円売り・ドル買いが出た半面、103円台半ばから上の水準に観測されている本邦実需勢の売りなどに上値を抑えられた。15−16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを通過したことで、方向感が出にくい面もあったようだ。

    ・ユーロ円は小幅ながら3日続伸。欧州時間に一時127.01円まで買われた影響が残ったものの、9月1日に付けた年初来高値127.08円を上抜けることは出来なかった。ユーロドルの下落につれた売りが出て、1時30分前に一時126.39円と日通し安値を付ける場面があった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。米追加経済対策を巡り、マコネル上院院内総務(共和党)は「協議は依然として建設的」と述べたものの、その後の進展状況が報じられず、相場の重しになった面もあるようだ。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。新型コロナのワクチン普及による経済活動正常化への期待から、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。

    ・原油先物相場は5日続伸。取りまとめに入りつつある米追加経済対策への期待ほか、米国で2番目の新型コロナウイルスワクチンの接種が始まることが、景気回復によるエネルギー需要の押し上げ観測を支援した。

    ・金先物相場は4日ぶりに反落。3日続伸で11月9日以来、1カ月ぶり以上となる1900ドル台回復をうかがう上昇となった後を受けて調整の売りが入った。史上最高値をつけた米株などと同様に、投資資金の流入を背景に上昇した資産市場とあって、クリスマス週を翌週に控えた週末の調整が進みやすかった。

  • (18日終値:19日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=103.33円(18日15時時点比▲0.11円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.44円(▲0.20円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2236ドル(▲0.0007ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6529.18(前営業日比▲21.88)
    ドイツ株式指数(DAX):13630.51(▲36.74)
    10年物英国債利回り:0.249%(▲0.038%)
    10年物独国債利回り:▲0.571%(▲0.001%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    11月英小売売上高(自動車燃料含む)
    前月比                ▲3.8%     1.3%・改
    前年比                2.4%      5.8%・改
    11月英小売売上高(自動車燃料除く)
    前月比                ▲2.6%     1.4%・改
    前年比                5.6%       7.8%
    11月独生産者物価指数(PPI)
    前月比                 0.2%       0.1%
    12月独Ifo企業景況感指数        92.1      90.9・改
    10月ユーロ圏経常収支
    季調済             266億ユーロの黒字  252億ユーロの黒字
    季調前             341億ユーロの黒字  335億ユーロの黒字

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ポンドドルは軟調。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉の時間切れが迫る中、全般ポンド売りが優勢となった。前日に一時1.3624ドルと2018年5月3日以来の高値を付けたあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。0時30分前には一時1.3472ドルと日通し安値を更新した。
     ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長は17日の電話協議で交渉状況を確認し「一定の進展があった」と評価したものの、「英海域の漁業権」「公正な競争環境の確保」で妥協点を見いだせていない。バルニエEU離脱首席交渉官はこの日、「合意の可能性はあるが、その道筋は狭まっている」との考えを示した。
     なお、「ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長は英EU離脱後の協定取りまとめのため、今後48時間におよぶ話し合いを実施する」と伝わっている。

    ・ユーロドルは頭が重かった。12月独Ifo企業景況感指数が92.1と予想の90.0を上回ったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。22時前に一時1.2269ドル付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値1.2272ドルや前日の高値1.2273ドルが目先レジスタンスとして働くと失速し、1時30分前に一時1.2226ドルと日通し安値を付けた。週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。

    ・ドル円は伸び悩み。ロンドン8時(日本時間17時)にかけて円売りのフローが入ると一時103.59円と日通し高値を付けたものの、103円台半ばから上の水準に観測されている本邦実需勢の売りに上値を抑えられた。ただ、その後の下押しは103.20円付近にとどまり、アジア時間に付けた日通し安値103.10円を下抜けることは出来なかった。ロンドン午後には103.48円付近まで持ち直している。
     なお、この日発表された7−9月期米経常収支は1785億ドルの赤字と予想の1890億ドルの赤字より強い内容となったほか、11月米景気先行指標総合指数は前月比0.6%上昇と予想の0.5%上昇を上回った。

    ・ユーロ円は上値が重かった。欧州勢参入後に円売りのフローが観測されたことで一時127.01円と本日高値を付けたものの、9月1日の年初来高値127.08円が重要なレジスタンスとして意識されると一転下落した。ユーロドルの下落につれた売りも出て、1時30分前には一時126.39円と本日安値を更新した。

    ・ロンドン株式相場は続落。英国とEUの将来関係を巡る交渉が依然難航していることから、投資家がリスク回避姿勢を強めた。HSBCやロイズ・バンキング・グループ、スタンダード・チャータードなど金融株に売りが出た。半面、リオ・ティントやCRHなど素材株の一角には買いが入った。

    ・フランクフルト株式相場は5日ぶりに反落。前日に約10カ月ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定目的の売りが優勢となり、小幅に値を下げた。個別ではミュンヘン再保険(1.92%安)やアディダス(1.73%安)、メルク(1.58%安)などの下げが目立った。

    ・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。

  • (18日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.44円(前営業日NY終値比△0.33円)
    ユーロ円:1ユーロ=126.64円(△0.14円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2243ドル(▲0.0025ドル)
    日経平均株価:26763.39円(前営業日比▲43.28円)
    東証株価指数(TOPIX):1793.24(△0.66)
    債券先物3月物:152.06円(△0.01円)
    新発10年物国債利回り:0.010%(△0.005%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    11月全国消費者物価指数(CPI)
    生鮮食品を除く総合 前年同月比     ▲0.9%     ▲0.7%
    生鮮食料品・エネルギー除く 前年同月比 ▲0.3%     ▲0.2%
    日銀金融市場調節目標
    当座預金金利           ▲0.10%で据え置き   ▲0.10%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は強含み。本日は週末の実質5・10日(ゴトー日)とあって、仲値に向けては実需勢からの買いが散見された。足元で進んでいたドル安に対する調整の動きが重なったこともあり、一時103.49円まで上昇した。
     日銀は金融政策の現状維持を決め、2%の物価安定目標を実現する観点から各種の施策を点検し3月会合をめど公表することを発表。また、新型コロナ対応金融支援特別オペの期限を半年間延長することも決めたが、相場への影響はあまりなかった。

    ・ユーロドルは弱含み。序盤からドルの調整買いが強まった影響を受けた。ユーロドルは一時1.2239ドルまで下げたほか、ポンドドルは3520ドル、豪ドル米ドルは0.7583米ドルまで下押しした。

    ・ユーロ円は底堅い。ユーロドルは下げたものの、ドル円が上昇した影響を大きく受けて一時126.71円まで値を上げた。

    ・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。週末とあって利益確定売りが目立つ展開となった。国内での新型コロナウイルスの感染者数が連日で過去最高を記録していることも重しとなった。半面、財政政策への期待感も強く、下値も限定的。この日の値幅は120円に満たなかった。

    ・債券先物相場は3営業日ぶりに小反発。週末や日銀金融政策決定会合を控えて、持ち高調整目的の買いが先行したが、動き自体は非常に鈍かった。

  • (17日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.11円(前営業日比▲0.36円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.50円(△0.26円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2268ドル(△0.0068ドル)
    ダウ工業株30種平均:30303.37ドル(△148.83ドル)
    ナスダック総合株価指数:12764.75(△106.56)
    10年物米国債利回り:0.93%(△0.01%)
    WTI原油先物1月限:1バレル=48.36ドル(△0.54ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1890.4ドル(△31.3ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
    12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
                        11.1       26.3
    11月米住宅着工件数         154.7万件   152.8万件・改
       建設許可件数          163.9万件   154.4万件・改
    前週分の米新規失業保険申請件数   88万5000件   86万2000件・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は3日続落。FRBによる金融緩和の長期化観測を背景としたドル売りが優勢となり、一時102.88円と3月10日以来の安値を付けた。ただ、一時は0.88%台まで低下した米10年債利回りが0.94%台まで上昇すると、ドル円にも買い戻しが入り103.18円付近まで下げ渋った。
     なお、この日発表の前週分の米新規失業保険申請件数や12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想より弱い内容となった一方、11月米住宅着工件数/建設許可件数は予想を上回るなど強弱入り混じる結果となった。

    ・ポンドドルは上げ幅を縮めた。英国とEUの自由貿易協定(FTA)交渉が合意へ向けて進展しているとの観測が高まる中、ポンド買い・ドル売りが先行。米金融緩和の長期化観測を背景としたドル売りも優勢となり、一時1.3624ドルと2018年5月3日以来の高値を更新した。
     ただ、フォンデアライエン欧州委員長がジョンソン英首相との電話会談後に「交渉では大きな相違が依然として残る」との見解を示すと上値が重くなった。ジョンソン氏が「交渉は深刻な状況」「EUが立場を変えない限り合意なしの可能性が非常に高い」と述べたことも相場の重しとなり、一時1.3545ドル付近まで下押しする場面があった。
     なお、英中銀金融政策委員会(MPC)はこの日、市場の予想通り政策金利と資産購入額の据え置きを全会一致で決定した。焦点のマイナス金利導入に関する言及はなかった。

    ・ユーロドルは4日続伸。米金融緩和の長期化観測や米追加経済対策への期待を背景にドル先安観が強まる中、5時前に一時1.2273ドルと18年4月23日以来約2年8カ月ぶりの高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時89.73と約2年8カ月ぶりの安値を更新した。

    ・ユーロ円は続伸。欧州市場では一時126.02円まで売られる場面もあったが、NY市場では米国株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売りが優勢となり一時126.52円まで上昇した。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、史上最高値を更新した。米追加経済対策の早期成立期待を背景に買いが先行。FRBによる金融緩和の長期化観測も相場を下支えした。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。米金融緩和の長期化観測を背景に買いが先行したものの、そのあとは米国株相場の上昇を受けて売りが優勢となり下げに転じた。

    ・原油先物相場は4日続伸。前日にEIA原油在庫が取り崩しに転じことを受けて上昇した流れを維持。米金融緩和の長期化観測による投資資金流入や、米追加経済対策による景気浮揚がエネルギー需要の回復につながるとの見方も支援となった。ユーロなど多くの通貨に対するドル軟化も、ドル建て原油相場の押し上げに寄与した。

    ・金先物相場は大幅に3日続伸。景気支援のための米金融緩和措置が長期化するとの見方が、金市場への投資資金流入観測を後押し。ドル安によるドル建て金相場の割安感も押し上げ要因となり、11月9日以来の1900ドル台回復をうかがう展開となった。

  • (17日終値:18日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=103.08円(17日15時時点比▲0.23円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.38円(△0.07円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2260ドル(△0.0034ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6551.06(前営業日比▲19.85)
    ドイツ株式指数(DAX):13667.25(△101.27)
    10年物英国債利回り:0.287%(△0.015%)
    10年物独国債利回り:▲0.570%(▲0.003%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    12月仏企業景況感指数          91        79
    スイス国立銀行(SNB、中央銀行)政策金利
                    ▲0.75%に据え置き   ▲0.75%
    11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
    前年比                ▲0.3%      ▲0.3%
    11月ユーロ圏HICPコア改定値
    前年比                 0.2%      0.2%
    英中銀、政策金利発表       0.10%で据え置き    0.10%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ポンドドルはしっかり。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉が合意へ向けて進展しているとの観測が高まる中、ポンド買い・ドル売りが先行。米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和の長期化観測を背景としたドル売りも優勢となり、一時1.3624ドルと2018年5月3日以来の高値を更新した。
     なお、バルニエEU首席交渉官はこの日、「まだ障害はあるものの交渉は進展している」「18日までの合意はあり得る」などと述べた一方、一部通信社はEU外交筋の話として「漁業権を巡り交渉担当者間の隔たりが埋まっていないため、交渉が18日までにまとまる可能性は乏しい」と報じた。
     英中銀金融政策委員会(MPC)はこの日、市場の予想通り政策金利と資産購入額の据え置きを全会一致で決定した。焦点のマイナス金利導入に関する言及はなかった。

    ・ドル円は軟調。米金融緩和の長期化観測を背景としたドル売りが引き続き優勢となり、一時102.88円と3月10日以来の安値を付けた。ただ、一時は0.88%台まで低下した米10年債利回りが0.94%台まで上昇すると、ドル円にも買い戻しが入ったため103.18円付近まで下げ渋った。
     なお、22時30分発表の前週分の米新規失業保険申請件数や12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想より弱い内容となった一方、11月米住宅着工件数/建設許可件数は予想を上回るなど強弱入り混じる結果となったため、相場の反応は限定的だった。

    ・ユーロドルは堅調。米金融緩和の長期化観測や米追加経済対策への期待を背景にドル先安観が強まる中、2時30分過ぎに一時1.2268ドルと18年4月23日以来約2年8カ月ぶりの高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時89.74と約2年8カ月ぶりの安値を更新した。

    ・ユーロ円は底堅い動き。19時過ぎに一時126.02円と日通し安値を付けたものの、NY市場では米国株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売りが優勢となり一時126.46円と日通し高値を付けた。

    ・ロンドン株式相場は反落。英国とEUの交渉合意や米追加経済対策への期待を背景に買いが先行したものの、外国為替市場でのポンド高進行が相場の重しとなり下げに転じた。ロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が売られた。

    ・フランクフルト株式相場は4日続伸し、2月19日以来約10カ月ぶりの高値となった。米追加経済対策が週内に成立するとの期待や、FRBの金融緩和の長期化観測を背景にダウ先物が上昇。独株にも買いが波及した。個別ではSAP(2.14%高)やアディダス(1.58%高)、メルク(1.53%高)などの上昇が目立った。

    ・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。

  • (17日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.31円(前営業日NY終値比▲0.16円)
    ユーロ円:1ユーロ=126.31円(△0.07円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2226ドル(△0.0026ドル)
    日経平均株価:26806.67円(前営業日比△49.27円)
    東証株価指数(TOPIX):1792.58(△5.75)
    債券先物3月物:152.05円(▲0.04円)
    新発10年物国債利回り:0.005%(横ばい)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)       <発表値>    <前回発表値>
    対外対内証券売買契約等の状況
    対外中長期債         7704億円の取得超 1兆2571億円の取得超・改
    対内株式           1599億円の取得超  423億円の取得超・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は弱含み。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策が継続するとの見通しが維持されたことで、アジア市場では全般ドル売りが広がった。一時103.25円と昨日安値の103.26円をわずかに下抜けた。重要なサポートとして意識されている11月6日の安値103.18円を前に売りは一服しているが、戻りは鈍い。

    ・ユーロドルは堅調。ドルが全面安となった流れに沿って一時1.2235ドルと2018年4月以来の高値を付けた。また、ポンドドルは1.3564ドル、豪ドル米ドルは0.7597米ドルまで上値を伸ばしたほか、ロバートソンNZ財務相が「NZドルの上昇は経済の強さを反映したもの」「NZドルの水準について強い不快感はない」と発言したこともあり、NZドル米ドルは0.7141米ドルまで上値を伸ばした。

    ・ユーロ円は強含み。ユーロドルの上昇につれるなどユーロ円は終始底堅い動きとなり、一時126.39円まで値を上げた。

    ・日経平均株価は続伸。小安く始まった後はもみ合いが続いていたが、時間外のダウ先物がじり高となるなか、日本株もつれ高となり午後には80円超高まで切り返した。ただ、この日の値幅は170円に満たないなど総じて鈍い動きとなった。

    ・債券先物相場は続落。国内で新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、リスク回避の買いが先行し152.13円まで値を上げた。ただ、株価が底堅く推移するなか一巡後は上値が重くなり152.02円まで失速した。

  • (16日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.47円(前営業日比▲0.20円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.24円(△0.25円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2200ドル(△0.0049ドル)
    ダウ工業株30種平均:30154.54ドル(▲44.77ドル)
    ナスダック総合株価指数:12658.19(△63.13)
    10年物米国債利回り:0.92%(△0.01%)
    WTI原油先物1月限:1バレル=47.82ドル(△0.20ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1859.1ドル(△3.8ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
    11月米小売売上高
    前月比                ▲1.1%     ▲0.1%・改
    自動車を除く前月比          ▲0.9%     ▲0.1%・改
    12月NAHB住宅市場指数          86        90
    FOMC政策金利          0.00−0.25%で据え置き 0.00−0.25%

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は続落。欧州市場では一時103.26円まで売られたものの、11月9日の安値103.19円や同月6日の安値103.18円がサポートとして意識されると徐々に買い戻しが優勢に。FOMC結果公表を控えたポジション調整目的の買いも入った。FOMC後は米長期金利の動きにつれて一時103.92円まで上げたあと、103.40円付近まで急速に押し戻された。
     なお、FRBは15−16日に開いたFOMCで、市場予想通りFF金利の誘導目標を0.00−0.25%に据え置くことを全会一致で決定。声明では「米経済を支援するためにあらゆる手段を行使し、雇用最大化と物価安定という目標を促進することに全力で取り組む」と改めて表明した。国債など資産購入については、これまでの「今後数カ月にわたり保有額を増やす」から「雇用の最大化と物価の安定目標に向けて、著しい進展があるまで」との文言に変更し、新たな指針を盛り込んだ。また、政策金利見通しでは、今後3年以上にわたりゼロ金利政策が続くとの見通しが維持された。

    ・ユーロドルは3日続伸。良好なユーロ圏経済指標を受けて、欧州市場では一時1.2212ドルと2018年4月25日以来約2年8カ月ぶりの高値を付けた。
     NY市場では、米重要イベントを前に持ち高調整目的のドル買いが先行したほか、FOMC結果公表直後はドル買いが強まったため一時1.2125ドルと日通し安値を更新した。ただ、FOMC後のドル買いは一時的だったことから、引けにかけては1.2202ドル付近まで持ち直している。

    ・ユーロ円は反発。23時30分過ぎに一時126.35円と日通し高値を付けたものの、そのあとはドル相場となったため126円台前半で方向感が出なかった。

    ・ポンドドルは伸び悩み。英国とEUが将来関係を巡る交渉で合意するとの思惑から、ポンド買い・ドル売りが先行。NY序盤に一時1.3554ドルと18年5月17日以来約2年7カ月ぶりの高値を付けた。ただ、そのあとは米重要イベントを前にポジション調整目的の売りが出たため、一時1.3451ドル付近まで上値を切り下げた。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。11月米小売売上高などが予想より弱い内容となったことで、景気回復鈍化を懸念する売りが先行した。ただ、米追加経済対策への期待や米量的緩和策の長期化観測を背景に買いが入ったため、下値は限定的だった。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは小幅ながら続落。FOMCを控えてポジション調整目的の売りが先行したものの、FOMCを受けて米国で量的緩和が長期化するとの観測が強まると買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めた。

    ・原油先物相場は小幅に3日続伸。昨日の引け後に発表となったAPIの原油在庫が積み増しとなったことから売りが先行。しかし、本日のEIA週間石油在庫(2020/12/11 時点)で、原油在庫が-313.5万バレル(前週 +1518.9万バレル)と取り崩しとなった結果を受けて上昇した。

    ・金先物相場は小幅に続伸。対欧州通貨などでドル売りが先行したことが、ドル建て金相場の支えとなった。ドル相場が持ち直した後も、米株の失速が安全資産とされる金を買う動きを支援した。

  • (16日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=103.48円(前営業日NY終値比▲0.19円)
    ユーロ円:1ユーロ=125.86円(▲0.13円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.2162ドル(△0.0011ドル)
    日経平均株価:26757.40円(前営業日比△69.56円)
    東証株価指数(TOPIX):1786.83(△4.78)
    債券先物3月物:152.09円(▲0.07円)
    新発10年物国債利回り:0.005%(△0.005%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.05500%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)     <発表値>    <前回発表値>
    11月貿易統計(通関ベース)
    季節調整前         3668億円の黒字  8717億円の黒字・改
    季節調整済         5702億円の黒字  3621億円の黒字・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は弱含み。103.65円を挟んだもみ合いが続いていたが、午後に入ると次第に売りが強まる展開に。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて全般ドル売りが進んだ影響から昨日安値の103.51円を下抜けて103.42円まで値を下げ、11月9日以来の安値を付けた。

    ・ユーロドルは下値が堅い。午前には1.2145ドルまで下押しする場面があったが、その後は全般ドル安が進んだ流れに沿って一時1.2165ドルまで値を上げた。一方、昨日高値の1.2169ドルをブレイクする展開にもなっていない。

    ・ユーロ円は小安い。ドル円の下落につれる形で125.80円まで下げたが、ユーロドルが買われた影響も受けたため下値は限定的だった。

    ・日経平均株価は反発。米追加経済対策への期待感から買いが先行し、指数は一時190円近く上昇したが、一巡後は上値が重くなった。高値警戒感が台頭するなか、利益確定売りが持ち込まれ20円超高まで上げ幅を縮める場面があった。

    ・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行。日銀の国債買い入れオペの結果が低調だったとの見方が出たことも売りを促し、一時152.07円まで下落した。

  • (15日終値)
    ドル・円相場:1ドル=103.67円(前営業日比▲0.38円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=125.99円(▲0.37円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2151ドル(△0.0007ドル)
    ダウ工業株30種平均:30199.31ドル(△337.76ドル)
    ナスダック総合株価指数:12595.06(△155.02)
    10年物米国債利回り:0.91%(△0.02%)
    WTI原油先物1月限:1バレル=47.62ドル(△0.63ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1855.3ドル(△23.2ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
    12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 4.9        6.3
    11月米輸入物価指数(前月比)     0.1%      ▲0.1%
    11月米鉱工業生産指数(前月比)    0.4%      0.9%・改
    設備稼働率              73.3%     73.0%・改
    10月対米証券投資動向
    短期債を除く            519億ドル    1089億ドル
    短期債を含む            ▲104億ドル  ▲805億ドル・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は反落。米国の追加経済対策や新型コロナワクチン普及への期待から、リスク・オンのドル売りが優勢となった。12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が4.9と予想の6.9を下回ったことも相場の重しとなり、一時103.61円と日通し安値を更新した。同時に発表された11月米輸入物価指数も前月比0.1%上昇と予想の0.3%上昇を下回った。
     もっとも、市場の一部では「今月に入って、103.50円付近では本邦機関投資家の買いが意識されるレベル」との声も聞かれており、前日の安値103.51円を下抜けることは出来なかった。

    ・ユーロドルは小幅ながら続伸。前日の高値1.2177ドルや4日の高値1.2178ドルをバックに戻り売りなどが先行すると一時1.2122ドルと日通し安値を付けた。ただ、ダウ平均が380ドル超上昇するなど、米国株が堅調に推移するとリスク・オンのドル売りが優勢となり、3時30分前に一時1.2169ドルと日通し高値を更新した。もっとも、市場では「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に、大きな方向感は出にくい状況」との声も聞かれ、上値も限定的だった。

    ・ユーロ円は反落。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが先行し一時125.95円と日通し安値を付けた。

    ・ポンドは全面高。「英国とEUのFTA交渉は合意へ向けて前進している」との観測報道が伝わると、全般ポンド買いが活発化。ポンドドルは一時1.3469ドル、ポンド円は139.61円、ユーロポンドは0.9022ポンドまでポンド高に振れた。
     ただ、ジョンソン英首相は主要閣僚らに対し、「EUとの交渉は合意なしの可能性が最も高い」と発言しており、交渉の先行きは依然として不透明だ。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米追加経済対策を巡る与野党協議が進展するとの観測が広がり、買いが優勢となった。新型コロナのワクチン普及期待も買いを促し、一時380ドル超上げた。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同155.02ポイント高の12595.06で取引を終えた。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは下落。米追加経済対策や新型コロナワクチン普及への期待から、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。

    ・原油先物相場は続伸。OPECによる供給制限が原油価格の維持に寄与するとの見方が支えとなっている。明日に米週間石油在庫の発表を控えており、大きく動きにくかった。

    ・金先物相場は反発。前日に進んだ米国でのワクチン接種開始を受けて安全資産の金が売られた流れは一巡。対欧州通貨などでドルが売られたことからドル建て金価格に割安感が生じ、相場が押し上げられた。

  • (15日終値:16日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=103.73円(15日15時時点比▲0.33円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=126.15円(▲0.33円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2161ドル(△0.0007ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6513.32(前営業日比▲18.51)
    ドイツ株式指数(DAX):13362.87(△139.71)
    10年物英国債利回り:0.260%(△0.038%)
    10年物独国債利回り:▲0.611%(△0.009%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)       <発表値>    <前回発表値>
    11月英雇用統計
    失業率                7.4%      7.2%・改
    失業保険申請件数         6万4300件   ▲6万4100件・改
    8−10月英失業率(ILO方式)      4.9%       4.8%
    11月仏消費者物価指数(CPI)改定値
    前月比                0.2%       0.2%
    前年比                0.2%       0.2%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ポンドドルは底堅い動き。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉を巡る先行き不透明感からポンド売りが先行。18時前に一時1.3280ドルと日通し安値を更新した。11月英雇用統計で失業保険申請件数が増加に転じるなど、雇用情勢の悪化も相場の重しとなった。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。「英国とEUの交渉は合意へ向けて前進している」との観測報道が伝わると、全般ポンド買いが活発化し一時1.3452ドルまで上値を伸ばした。ポンド円は一時139.50円、ユーロポンドは0.9036ポンドまでポンド高に振れた。
     もっとも、ジョンソン英首相は「EUとの交渉は合意なしの可能性が最も高い」と発言しており、交渉の先行きはいまだ予断を許さない状況だ。

    ・ドル円は軟調。米国の追加経済対策や新型コロナウイルスワクチン普及への期待から、リスク・オンのドル売りが優勢となった。12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が4.9と予想の6.9を下回ったことも相場の重しとなり、一時103.68円と日通し安値を更新した。同時に発表された11月米輸入物価指数も前月比0.1%上昇と予想の0.3%上昇を下回った。
     なお、23時15分発表の11月米鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇と予想の0.3%上昇を若干上回ったが、相場の反応は限られた。

    ・ユーロドルは20時30分前に一時1.2166ドルまで買いが先行したものの、前日の高値1.2177ドルや4日の高値1.2178ドルがレジスタンスとして働くと失速した。22時前には一時1.2122ドルと日通し安値を更新した。もっとも、現物のダウ平均が320ドル超上昇するなど、米国株が堅調に推移すると、リスク・オンのドル売りが優勢となり1.2168ドルと日通し高値を更新した。市場では「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に、大きな方向感は出にくい状況だ」との声も聞かれた。

    ・ユーロ円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時126.59円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は売りが優勢に。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが入り一時125.96円と日通し安値を更新した。そのあとはポンド絡みの取引が中心となったため、126円台前半で値動きが細った。

    ・ロンドン株式相場は3日続落。序盤はプラス圏で推移する場面もあったが、中盤以降は上値の重さが目立った。英政府が首都ロンドンで行動規制を強化することを手掛かりに、景気悪化を懸念した売りが出たほか、外国為替市場でのポンド高進行が相場の重しとなった。

    ・フランクフルト株式相場は続伸。米国の追加経済対策や新型コロナワクチン普及への期待感から、投資家のリスク選好姿勢が強まり独株にも買いが集まった。個別ではフォルクスワーゲン(7.62%高)やコンチネンタル(2.91%高)、ダイムラー(2.86%高)などの上昇が目立った。

    ・欧州債券相場は下落。

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