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各四半期決算と会社四季報の活用で年間資産倍増
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各四半期決算と会社四季報の活用で年間資産倍増の掲示板

>>630

従来4年ごととか言われていたシリコンサイクルは崩壊したというのが私の見立てです。

いくつかの要因がありますが、まずは需要面です。
半導体は家電等のマイコンから始まり、PCで爆発し、次にスマホで更に需要が伸びましたが、どちらかというと時折4番打者がホームランを打つ時代が続きました。

しかし、いまはありとあらゆるものが半導体なしでは動かない時代に突入し、1番から9番まで勢ぞろいした総攻撃の様相を呈しており、4番打者は4年にぐらいしか順番が廻ってきませんが、いまは毎年攻撃という感じがしています。

一方、供給面は日本が大きく後退し、台湾、韓国あたりが特に最先端の半導体では主導権を握っていますが、今はいろいろ要因はあると思いますが、需要に供給が追い付かない半導体不足が起こっています。

更に、この掲示板でも投稿していますが、国家安全保障上、半導体の自国内生産体制の確立が、米、欧、日そして中国で急務になっています。
この流れは2024年ぐらいまで続くと思われ、新工場が続々と建設されると予想できます。

日本でも政府がTSMCのほか、マイクロンないしくキオクシアの工場新設を援助する方向のようです。

このように考えると特に半導体製造装置業界のシリコンサイクルの底はもっと先のような気がしており、従来の4年サイクル原則は当てはまらないと考えています。
このあたり、Cai***さんとはかなり見立てが違うと感じています。

  • >>631

    goldfinger007さん、確かに4年後とのシリコンサイクルという判り易い展開は終わったと私も思います。

    ただ、今回のトヨタなど自動車減産の要因となった旧型の半導体生産を、巨額の政府補助金を投じて行うような状況は、長続きしない…と見ています。

    テスラがアプリの変更で、調達可能な半導体を使い、その数量すら減らす方向で対応したように、柔軟かつ迅速な対応を行うITベンチャー系のスタイルを持つ新興EVメーカーなどは、数量としての半導体需要を抑制する方向にも働く…というのが、一つの理由。

    二つ目の理由は、今回の需給逼迫の要因の大きな要因として、プレイステーション向けなどで、最先端の超微細化半導体の新規生産が開始となり、立ち上がり時に発生する不良率の高さが、資材や生産への負荷を大きくしているので、歩留まり向上の努力により、これがいずれ解消されること。

    三つ目の理由は、国際分業に伴う国境越えの輸送を伴っていることで、船舶や航空貨物の輸送力の逼迫の影響や、後工程などを担う東南アジアでのロックダウンによる生産停止や停滞などの影響を受け、サプライチェーン全体を見た場合の仕掛品に当たるものが急増した面があり、コロナ禍が治まれば、貨物輸送や通関の停滞などが解消されること。

    さらに、これらの要因による需給逼迫が緩和されるであろう時期に、世界各地で巨大な新規の半導体工場がほぼ同時期に立ち上がることで、一気に供給過剰に転じるリスクが高いと見ているためです。

    なので、4年サイクルではなくなるものの、半導体の設備投資が急減するタイミングは到来すると考えています。

    市況変動の激しい業界向けの機械関連は、残念ながら安定しないと思うのです。

  • >>631

    ご卓見、ありがとうございます。

    はっきりしない部分がありますので質問させてください。

    シリコンサイクルが、「4年」ではなくなることを言われたいのでしょうか?
    4年ではないが、シリコンサイクル的なものはあるということでしょうか?
    シリコンサイクルの背景が変わったという点を強調されたいのでしょうか?

    要するに、まだまだ下降にならないということを主張されたいのでしょうか?

    単に下降時期をどう考えるだけであって、みなさん、シリコンサイクルに
    ついては崩壊せず存在(背景など変化はあっても)を続けると見ているように
    も思えますが、いかがでしょうか?