ここから本文です
各四半期決算と会社四季報の活用で年間資産倍増
投稿一覧に戻る

各四半期決算と会社四季報の活用で年間資産倍増の掲示板

>>3616

金利引き上げは日銀自身の保有資産を直撃します。

国債だけで530兆円あり、平均残存期間7年程度ですから、デュレーション≒平均残存期間として、金利の1%上昇で、530×7×1%=37兆円だけ、評価金額が目減りします。
今回も長期金利が+0.12%程度上がりましたから、単純計算では4兆円ほど吹っ飛んだことになります。(実際の金利上昇はパラレルシフトではありません。)
日銀の保有国債は9月末で既に▲8749億円の含み損となったことが公表されていますので、今は更に含み損が数兆円規模で拡大しているものと思われます。

一方、ETFを51兆円保有していますが、簿価単価は日経平均で約2万円であり、22年3月末で14.7兆円の含み益を抱えています。
こちらは、9月末の日経25937円で含み益11.1兆円と既に▲3.6兆円目減りしていることが公表されています。

国の財政より先に、日銀の債務超過が問題視される様になるのではないでしょうか。そんなに遠いことではないと思われます。

  • >>3621

    金利アップの金利負担増より、債券の急激な値下がりの方が大きな問題です。
    最大の国債保有者であろう日銀が損失を大きく被ります。

    銀行もたくさん国債持っているとしたら、打撃がありますので、本来は
    金利上昇を喜んでもおられず、このところの株価上昇も心配して見ています。

    年間国家予算のコンマ未満の金利負担増を大きく言う財政当局の本意は、
    消費税20%への道のキャンペーンではないかなとも思います。

    当面はそんなことより、国債暴落圧力防止、日本売り防御、日銀債務超
    過防止など、様々な適切な対応をすることが重要です。YCCの調整から
    始まる金利引き上げは、非常に思慮深い対応をしないと、先般の英国のように
    日本もマネーの餌食になってしまうのではないかと思っています。

    もちろん財政赤字は軽視してよいと言っているわけではなく、
    長期的には財政状態に非常に危機感を持つべきことは当然と思います。

  • >>3621


    イールドカーブが上方にシフトした場合の評価損を1%なら28.6兆円、
    2%なら52.7兆円 と日銀は公表しています。

    ですから、ご試算の38兆円もいい数字で、まあ30兆円内外ということ
    なのでしょう。引き当てを積んでいるとは思いますが、心配なことですね。

    ただ日銀は弱気を見せないでしょう、見せたら終わりですので。