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各四半期決算と会社四季報の活用で年間資産倍増
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各四半期決算と会社四季報の活用で年間資産倍増の掲示板

>>1875

goldfinger007さん、お声がけありがとうございます。

お蔭で、新工場増設と決算補足資料に気が付きました。

さて、ご質問についてです、

中期経営計画と今回の決算補足資料の2023年3月期を比較すると
設備投資が中計の77億から140億へ63億増
減価償却費が中計の39億から42億へ3億増
売上高が中計の609億から650億へ41億増
電子材料売上高が中計の491億から521億へ30億増
工業材料売上高が中計の110億から128億へ10億増
営業利益が中計の47億から58億へ11億増
EBITDAが中計の86億から100億へ14億増

プレスリリースでは、取得済土地に総額130億円の投資とされているので、
ほぼ全額が減価償却の対象ですが、
2023年12月完成予定のため、今期の減価償却費増には無関係です。

これらから、今期の設備投資増額分の多くは、このタイ新工場の関係と思いますが、
減価償却費の上振れから、それ以外にも投資を中計より多めに進めていると推測します。

中計のP22では、増産投資は155億で、「ビルド化・高多層化増強 +30,000㎡/月」
今回の資料では、「生産能力13万㎡/月を50%増の19万㎡/月まで引き上げ」
つまり、中計よりも増産規模が倍増し、中計と同水準への増産は2024年に前倒しされています。

ただし、中計の期間である2026年ではなく、その翌年の2027年に追加の+30,000㎡/月が完成予定ですね。

中計で「高多層・ビルドアップ・EMSの売上」は、2022年の176億から2026年に468億へ292億増。
営業利益が33憶から113億へ80億増、EBITDAが54億から149億へ95億増の計画でした。

130億のうち半分が中計の年度前倒しで、残り半分が追加投資と思われます。
建物60億、設備70億とすると、建物4億+設備12億の計12億/年の減価償却費増となります。

  • >>1876

    しかし、増産が前倒しとなり、かつ、2027年には中計よりほぼ倍増。

    ということは、売上高が2027年か2028年くらいには、中計より300億ほど上振れし、
    EBITDAが95億/年くらい上振れすると想定されます。

    なので、増産投資の上振れ分が70億としても、EBITDAの上振れ分1年分より少ない。
    また、減価償却費12億/年の増加により、法人税が4億/年後ろ倒しになり、2年間で8億税金が減る。

    そして、増産の1年前倒しで、中計の売上高とEBITDAが1年前倒しになると、
    2024年のEBITDAが48億から77億へ29億上振れ
    2025年のEBITDAが77億から113億へ36億上振れ
    と最終年度の上振れを見込まなくても65億の上振れとなり、
    2年間でほぼ設備投資の上振れ分をカバー。

    また、キョウデンはメイコーの約3分の1の売上と利益ですが、
    有利子負債は約7分の1で、自己資本比率は約1.5倍と財務健全。

    上場以来1度も増資を行わずに、この健全財務を保っています。

    この様に見ていくと、増資の必要性がないどころか、
    2027年度には現在よりも有利子負債が減少する可能性すらあります。