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為替市場の掲示板

ドルを巡る戦略を再調整する動きでは、

世界2位の運用会社バンガード・グループがドル高は続くと予想。
UBSアセット・マネジメントは、ドルは恐らく一段と上昇すると分析。
ウェルズ・ファーゴ・は年末までにドルが弱まるとの予測を撤回し、
25年まで ドル高が続くと見込んだ。

バンガードの国際金利責任者、アレス・クートニー氏

「他国が米国の成長率やインフレ率に及ばないのであれば、ドルを買う以外に選択肢はない」と指摘。

「以前は非常に戦術的な取引だったが、今では持続的なドル高と
米経済の強さに対する長期的で構造的な見方が強くなっている」

多くが予想していた減速を米経済が回避したことを示す多くの兆候を背景に、ドルが上昇している。労働市場は引き続きタイトで、製造業活動は拡大を続けている。それに伴う粘着インフレで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長らは利下げ実施まで待つ期間が以前の想定よりも長くなるとの認識を示唆した。

米金利先高観が世界を揺らす、震源地はパウエル議長-各国にジレンマ

また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は金融当局のインフレ目標を達成する上で経済データが正当化する場合には、利上げ再開もあり得るとの見方を示した。

NY連銀総裁、利下げの緊急性感じていない-データに基づき判断

GAMAアセット「年初の時点では、私はどちらかと言えばドル弱気派だったが、今はそうではない」とし、「パウエル氏の発言が間違いなく状況を変えた」

市場が米利下げの織り込みを縮小する中、米国債利回りはここ数週間で再び急上昇しており、ドルの魅力を高める一つの原動力となっている。人工知能(AI)活況の中で、米国株に絶え間なく資金が流入していることも追い風だ。

対照的に、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は6月利下げの可能性を示唆。一方、日本は成長率で米国に大きく後れを取っており、世界最後のマイナス金利を終了させるという歴史的な決定でさえ、円相場の34年ぶり安値更新を防ぐことはできなかった。

ECB、金利据え置き-インフレ低下なら6月利下げと示唆
コロンビア・スレッドニードル 金利ストラテジスト、エド・アルフセイニ氏は、

「米国の金利環境ははるかに魅力的だ」と指摘。
「ドルは非常に高い収益率を提供している」