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債券11時 長期金利、0.955%に低下 米債券高で

15日午前の国内債券市場で、長期金利は小幅に低下(債券価格は上昇)した。指標となる新発10年物国債の利回りは前日比0.005%低い0.955%をつけた。14日の米長期金利の低下を受け、買いが先行している。日銀による国債買い入れ減額の観測から、国内債は前日に大きく売られていたため、持ち高調整などを目的とした買いも入りやすかった。

14日発表の4月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%上昇と市場予想を上回った。一方で前月比で上昇だった3月分が下落に修正された。インフレ上振れへの警戒感はそれほど高まらず、米長期金利は前日を0.04%下回る4.44%で終えており、国内債相場にも上昇圧力がかかった。

午前中を通じて相場の上値は重かった。13日に日銀が定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で購入額を減額したのをきっかけに、長期的な国債買い入れの減額が市場では意識されている。金利の先高観は根強く、金利の低下幅は限られた。15日発表の米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの空気も強い。

中期債では新発2年債利回りが0.335%、新発5年債が0.555%と、いずれも前日より0.005%低い水準となっている。超長期債では新発20年債利回りが1.770%と前日より0.005%高い水準をつける場面があった。新発40年債は一時2.435%まで上昇し、2011年4月以来の高水準をつけた。

債券先物相場は小幅に上昇し、中心限月の6月物は前日比1銭高の143円85銭で午前の取引を終えた。

短期金融市場では、無担保コール翌日物金利(TONA)は横ばい圏で推移している。0.07〜0.078%が取引の中心となっており、加重平均金利は0.077%と前日の日銀公表値と同水準となっているもようだ。15日は5月分の準備預金の積み期間の最終日だが、すでに必要額の積み上げを終えている金融機関が多いようで、落ち着いた取引が続いているという。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕