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インド物価高一服、4月4.83%上昇 選挙で与党に追い風

インド政府は13日、4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比4.83%上昇したと発表した。インド準備銀行(中央銀行)が許容上限とする6%を8カ月連続で下回った。今回の総選挙は物価を重視する国民が多く、与党・インド人民党(BJP)に追い風となりそうだ。

3月の上昇率(4.85%)よりわずかに鈍化した。都市部で4.11%、農村部で5.43%だった。食品物価指数のインフレ率は8.7%で、3月の上昇率(8.52%)を上回った。

インドでは4月から総選挙の投票が始まった。7回に分けて投票が実施され、6月4日に一斉開票される。

印シンクタンクのCSDSの調査によると、選挙で最も重視するテーマとして「物価上昇」と答えた人の割合は23.1%だった。「失業」(27%)に次いで高く、「発展」(13.3%)や「汚職」(8%)よりも関心が大きかった。

  • >>6636

    同国は菜食主義者が多く、野菜価格の動向が国民生活を直撃しやすい。インド政府は国内の価格安定に向けて神経をとがらせ、足元でタマネギの輸出規制などに踏み切った。

    インド中銀はCPI上昇率の中期目標を4%と定め、許容範囲を2〜6%とする。ロシアのウクライナ侵略による国際商品市況の影響などで、2022年4月には7.79%と高水準となった。

    米国などの金融引き締めを踏まえ、インド中銀は22年5月から23年2月まで6会合連続で利上げした。累計の引き上げ幅が2.5%に達して以降は金利を据え置く。

    天候による野菜価格の高騰で23年7月にCPIの上昇率は7.44%を記録したものの、9月以降は6%を下回って推移する。

    インド中銀のダス総裁は4月の演説で、2年前の高インフレに触れて「部屋の中の象(明白だが触れにくい問題)だった」と表現した。足元の状況について「象は(部屋を)出て行き、森に戻っているようだ」と述べ、物価上昇の抑制に一定の手応えを示した。