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債券11時 長期金利、0.965%に上昇 5年入札に警戒感

14日午前の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが前日を0.025%上回る0.965%に上昇(価格は下落)した。昨年の最も高い水準である0.97%に迫った。この水準は昨年11月1日につけていた。日銀が国債買い入れを減額するとの思惑から国内債には幅広い年限で売りが増えた。

日銀は13日、定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で残存期間「5年超10年以下」の購入予定額を前回から500億円減らした。債券市場では「6月や7月の金融政策決定会合で本格的に国債買い入れの減額に踏み切るのではないか」(国内銀行の債券調査担当者)との声があり、売りが増えた。

財務省は14日、5年物の国債入札(発行予定額2兆3000億円程度)を実施する。表面利率は0.6%と4月(0.4%)から引き上げて2011年3月以来、13年2カ月ぶりの高さとなった。表面利率は債券の額面金額に対する利子の比率を意味する。

日銀は17日に残存期間「3年超5年以下」や「1年超3年以下」を対象にした国債買いオペを実施予定で、市場では「17日のオペでは中期債の買い入れ減額が意識されている」(国内銀行の債券運用担当者)との声があった。きょうまで新発である5年167回債の利回りは前日比0.015%高い0.560%と11年4月以来、13年1カ月ぶりの高水準となった。

20年債利回りは前日比0.035%高い1.770%と13年6月以来、10年11カ月ぶり、30年債は0.025%高い2.050%と11年7月以来、12年10カ月ぶりの高水準をつけた。先物中心限月である6月物の午前終値は前日比20銭安の143円76銭だった。

短期金融市場では、無担保コール翌日物金利(TONA)が横ばい圏で推移している。0.077〜0.078%前後で推移し、加重平均金利は前日の日銀公表値(0.077%)をほぼ同水準のようだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕