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prismhit~~~明日から令和ですね。
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>>5251

けん引役とみられているのがAIサーバー関連だ。24年後半以降は先端DRAM(メモリーの一種)投資が装置市場の回復を後押しする。25年以降はエヌビディアなどが手掛ける画像処理半導体(GPU)向けなども本格化する見通しだ。

東エレク固有の成長ストーリーもある。データを長期保存できる3次元NAND型フラッシュメモリーの性能を高めるうえで重要な工程で新技術を開発。同工程向け装置のシェア拡大により、27年ごろに3000億円規模の増収効果が出る可能性がある。

年初来の株価上昇は需給要因も大きい。海外勢の日本株買いが広がるなか代表的な国内成長株である半導体装置株にマネーが集まったようだ。「エヌビディアやテック大手のいる米国と異なり、国内では生成AI関連として半導体装置株に資金が入りやすい」(三井住友トラスト・アセットマネジメントの片山智宏シニアアナリスト)

過去10年でみても、業績と時価総額の拡大は顕著だ。24年3月期の売上高と営業利益は14年3月期比でそれぞれ3倍、14倍となる見通しだ。足元の時価総額は10年前比で16.6倍だ。15年には米アプライドマテリアルズとの経営統合が破談になったが、同社からシェアより価格や利益率に徹底的にこだわる姿勢を学び、稼ぐ力も高めてきた。

「30年に半導体市場が倍増し、シェアなどが同じなら売上高が倍近くになる」(東エレクの河合利樹社長)と見込み、29年3月期まで5年間の研究開発費と設備投資を24年3月期までの5年間と比べて8〜9割増やす。今後5年で国内外で計1万人を新規に採用する方針だ。

PER(株価収益率)は25年3月期の市場予想ベースで40倍弱と過去10年で最高だ。業績の拡大が見込まれる26年3月期ベースでは約30倍で、「(業種内での)相対感ではまだ割高感が強いとはいえない」(ジェフリーズ証券の中名生正弘アナリスト)との見方がある。