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牛飼いたちの花畑
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牛飼いたちの花畑の掲示板

>>1268

特許は弱いので後で読もうとコピペした過去スレの情報があります。
得意な方に見て頂ける方がいいかと思いますので貼り付けますm(__)m
なお私はよくわかっていませんw
以下情報1
〇222nm出すランプ自体は、特許になってない(昔からある技術なので)。
コロンビア特許もウシオの基本特許6604339号もエキシマランプにフィルタを組み合わせた単純な内容で権利化されている。
ウシオの基本特許は日本国内でしか取得していないが、コロンビア特許は世界の主要国で権利を取得しているので、これの専用実施権があるウシオは、世界の主要国で実施可能。また、USのHPではExclusive Licenseと記載されていたのでウシオ自体が侵害訴えを起こすことができるはず。

余談ですが、先日のIEEEの記事で、どんなフィルタを使っても222nm以外の波長は100%遮断するのは無理。カットされない波長域について、どこまでの波長をOKとするのか(その許容基準)はまだ決まっていないとあったので、その辺がもしかしたら市場の不安要素になっているのか

さらに、最近ウシオから出願されている特開2019-115525(コロンビア特許の改良(何故かこちらは国際出願されている))では波長が230nm超237以下でも人体に悪影響がないとしているので、
もしかしたら9月頃?Natureの論文では、この辺の許容基準もクリアになるのかなと。

  • >>1279

    照明マンさん(が誰かのをメモった)から教えてもらったウシオの特許6604339号は装置構成を規定していて細菌の大きさは規定なし。光源とバンドパスフィルタの構成で230-300nmをカットするフィルタと漏れの原因になる反射等で大きな入射角を吸収材でカットする構成。これも単一波長光源でもできない限り回避するのは難しそうな気がします。(専門外で他のフィルタでカットできるのかは知識がありません)

    「【請求項1】 紫外線光源と、当該紫外線光源を収納するランプ収納室と、前記紫外線光源からの光を導光する導光部とを有する紫外線殺菌装置であって、前記導光部と前記ランプ収納室との間、または、前記導光部の光出射側の先端部の少なくとも一方に、人体に有害な波長域230~300nmの紫外線を低減させるバンドパスフィルタを設けると共に、前記導光部の内表面が人体に有害な波長域230~300nmの紫外線を吸収する紫外線吸収部材よりなることを特徴とする紫外線殺菌装置。」

    ちなみに発明者は柳生 英昭氏と佐々木 正裕氏。一杯ボーナスもらって下さい。

  • >>1279

    特開2019-115525はフィルター構成と入射角0°の透過を規定した特許ですが、
    気になる記載が以下で、前の特許は190-230nmで抑えてますが、230-237nmでもマウス皮膚でCPD生成無し。前述のコロンビア大学やウシオの特許は230-237nm成分があると回避可能という事っぽい。そのために追加の特許申請をしているので防御はできてると思いますが。
    「【0051】
    一方、本発明において、光学フィルタ40は、波長230nm超237nm以下にある紫外線を透過させるものであるが、このような紫外線が照射されても、以下に説明するように、身体の細胞にダメージを与えないことが確認された。
    【0052】
    分光装置によって、Xeランプから放出される光を、それぞれピーク波長が227nm、232nm、237nm、242nm、254nmの5つの紫外線(半値全幅2nm)に分光した。各紫外線のスペクトルを図6に示す。そして、各波長の紫外線を予め剃毛したマウスの背中に照射した。
    【0053】
    以上において、各波長の紫外線のドーズ量は、150mJ/cm2 、300mJ/cm2 に設定した。なお、図6から明らかなように、各紫外線における放射照度はそれぞれ異なるため、設定したドーズ量となるように、各紫外線による照射時間を調整した。
    【0054】
    そして、各紫外線をマウスに照射した後、当該マウスの光照射領域におけるシクロブタンピリミジン(CPD)の生成の有無を確認した。CPDは、紫外線誘導性のDNA損傷により生じるものであることから、細胞にダメージが生じたかどうかの目安となる。
    【0055】
    その結果、波長が227nm、232nm、237nmの紫外線を照射した場合には、ドーズ量が150mJ/cm2 、300mJ/cm2 のいずれでも、CPDの生成が認められなかった。
    一方、波長が242nm、254nmの紫外線を照射した場合には、ドーズ量が150mJ/cm2 、300mJ/cm2 のいずれでも、CPDの生成が確認された。
    上記の結果より、波長230nm超237nm以下にある紫外線が身体に照射されても、身体の細胞にダメージを与えないことが理解される。」