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牛飼いたちの花畑
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牛飼いたちの花畑の掲示板

>>1279

特開2019-115525はフィルター構成と入射角0°の透過を規定した特許ですが、
気になる記載が以下で、前の特許は190-230nmで抑えてますが、230-237nmでもマウス皮膚でCPD生成無し。前述のコロンビア大学やウシオの特許は230-237nm成分があると回避可能という事っぽい。そのために追加の特許申請をしているので防御はできてると思いますが。
「【0051】
一方、本発明において、光学フィルタ40は、波長230nm超237nm以下にある紫外線を透過させるものであるが、このような紫外線が照射されても、以下に説明するように、身体の細胞にダメージを与えないことが確認された。
【0052】
分光装置によって、Xeランプから放出される光を、それぞれピーク波長が227nm、232nm、237nm、242nm、254nmの5つの紫外線(半値全幅2nm)に分光した。各紫外線のスペクトルを図6に示す。そして、各波長の紫外線を予め剃毛したマウスの背中に照射した。
【0053】
以上において、各波長の紫外線のドーズ量は、150mJ/cm2 、300mJ/cm2 に設定した。なお、図6から明らかなように、各紫外線における放射照度はそれぞれ異なるため、設定したドーズ量となるように、各紫外線による照射時間を調整した。
【0054】
そして、各紫外線をマウスに照射した後、当該マウスの光照射領域におけるシクロブタンピリミジン(CPD)の生成の有無を確認した。CPDは、紫外線誘導性のDNA損傷により生じるものであることから、細胞にダメージが生じたかどうかの目安となる。
【0055】
その結果、波長が227nm、232nm、237nmの紫外線を照射した場合には、ドーズ量が150mJ/cm2 、300mJ/cm2 のいずれでも、CPDの生成が認められなかった。
一方、波長が242nm、254nmの紫外線を照射した場合には、ドーズ量が150mJ/cm2 、300mJ/cm2 のいずれでも、CPDの生成が確認された。
上記の結果より、波長230nm超237nm以下にある紫外線が身体に照射されても、身体の細胞にダメージを与えないことが理解される。」