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>>1231

ヴェリタス

・アルゴリズムが揺らす市場
アルゴリズム取引がFX市場や株式市場で存在感増している。
感情でなく判断する瞬間的な取引の魅力は大きく、しばしば相場急変の「主犯」と解説される。
プロでも「勝てない」とこぼすアルゴ取引だが、最近では個人でも手掛ける動きが浸透。

・アルゴリズムが揺らす市場
ディレクショナル(方向)型と呼ばれるアルゴ戦略。
指標の発表や売買シグナルの点灯に合わせて一度に大きくポジションを傾けるハイリスク・ハイリターン型の戦略で収益をお狙うのが特徴。
「トランプ米大統領のツイッターにアルゴが反応」という解説が聞かれる場合、
このディレクショナル型のアルゴ取引などが引き金を引いているケースが多い。
外国為替市場で主流になっている電子ブローキングシステム(EBS)において、2016年にはアルゴを介した注文が全体の7割超。

・アルゴリズムが揺らす市場
わずかな値動きを収益源にするマーケットメーク型と呼ばれる取引が現在の主流。
板の売値と買値の間に売り注文と買い注文を出す取引を繰り返すことで細かい収益を上げる。
HFT(高頻度取引)もマーケットメーク型の一つ。
市場取引では、手仕舞うまでの時間が短ければ短いほどリスクが小さくなり、取引回数が多いほど収益機会が増える。
人の手による取引よりはるかに速い細かい取引をこなせるため、マーケットメーク型はアルゴ取引に最も適した手法ともいえる。

・アルゴリズムが揺らす市場
市場の「ゆがみ」に注目する裁定型というアルゴ取引もある。
例えば同じ会社の株価が東京証券取引所と私設取引システム(PTS)とで異なる場合、安いほうで買って高いほうで売れば差額が利益となる。
日経平均先物とミニ日経平均先物などでも同様の取引ができる。

・アルゴリズムが揺らす市場
最近では、アルゴ取引が「フラッシュ・クラッシュ」のような相場の急変動を引き起こす原因になっているとの解説が聞かれるようになった。
アルゴ取引の大半は1秒もしないうちにポジションを閉じるため「通常は、相場への影響がほとんどない」から。
フラッシュ・クラッシュをもたらすのは「想定外の事態が生じたときにHFTなどのアルゴは一斉に手を引く」のが原因であることが多いと。