ここから本文です
テイラーラボ
投稿一覧に戻る

テイラーラボの掲示板

>>1231

・「トランプ緩和」は続く FRB 限られる政策手段
追い打ちをかけるように、翌8/1にトランプ米大統領が中国への第4弾制裁関税を突然表明。
株価は大きく値下がりし、長期金利も急低下。7/31の記者会見後には五分五分とみられていた9月利下げの織り込みは一気に9割以上に上昇した。
貿易摩擦は、パウエル氏自身も上げる米経済のリスク要因。それが強まれば、利下げは一時的な調整では済まなくなる。
市場は一段と緩和催促を強めるため「長期的な利下げの始まりではない」との姿勢も取りづらくなる恐れがある。
この光景は5月の状況とも重なる。

・「トランプ緩和」は続く FRB 限られる政策手段
今後も、トランプ氏のFRBへの政治介入は避けられず。
トランプ氏はパウエル氏の改憲直後、「市場が求めているのは、長期的で積極的な利下げ局面に入ることだ」とツイート。
パウエル氏を批判し、追加緩和を強く求めた。
米国では、すでに2020年11月の大統領選が事実上スタート。トランプ氏は再選を最優先に、手持ちの駒を最大限に活用してくる。
利下げはそのための有力なカードの1つ。選挙戦が熱を帯びる年後半、これまで以上に、FRBに強烈な圧力をかけてくる可能性は高い。

・「トランプ緩和」は続く FRB 限られる政策手段
利下げを急ぎすぎると、別の壁にぶつかる。政策金利の下限。
過去の景気後退局面では利下げ余地があり、5%程度の利下げで対応。
足元の金利は2%あまり。マイナス金利は実務的な弊害も大きく、
米景気が後退局面に入れば、利下げだけでは十分に対応しきれなくなる公算が大きい。
市場の催促と政府の圧力が強い中、一度切ったカジを逆回転させるのは簡単ではない。
「サイクル半ばでの調整」と強調したパウエル氏だが、その言葉は再び撤回に追い込まれてしまう恐れもある。

・「トランプ緩和」は続く 「9月利下げ」見込む声多く。
日経ヴェリタス市場緊急調査実施。大半の専門家が「米連邦準備理事会(FRB)が9月に追加緩和に踏み切る」との見方示す。
回答した14人全員が、年内1~2回の追加利下げ見込む。9月にも早速実施するはず、との見立ても多い。
日本株の先行きは、夏~秋の調整局面を経て、年末にかけて上昇するとの見方も目立つ。