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くるみぱん2
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>>182

ハリガネムシは寄生したカマキリを操作し水平偏光に引き寄せて水に飛び込ませる | Research at Kobe https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2021_06_22_01.html

野生動物にみられる多様な形態や行動は、実は寄生生物の影響を強く受けて制御されている可能性があります。この顕著な例として、寄生生物の中には、自らの利益(感染率向上)のために、宿主である野生動物の形態や行動を改変(宿主操作)する種が多くいます。

水中で孵化したハリガネムシは、水生昆虫に寄生してシストになる。水生昆虫の羽化とともに水域から陸域に移動する。水生昆虫がカマキリに捕食されると、その体内で成長する。カマキリの体内で成虫になると、操作して入水させる。カマキリが入水すると、脱出して水域に戻り、繁殖して一生を終える。
この宿主操作の代表例として、「寄生生物のハリガネムシが、繁殖場所である川や池に移動するために、寄生相手であるカマキリやカマドウマ等(以下、宿主)を自ら川や池に入水させる」という現象が知られています
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光の性質の一つに、電磁波の振動方向に偏りのある「偏光※3」があります。中でも、水面の反射光は、水平偏光を多く含んでいます。近年、多くの節足動物が、水平偏光を手掛かりに水辺を探索・忌避していることが明らかになってきています。本研究では、ハリガネムシに操作されている宿主は、水平偏光に誘引されて入水しているのではないかという仮説を立てました。