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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

ZMP関連株に新たな「期待」が生まれる…かも
12月19日にようやく上場
岡村 友哉
2016年11月15日


「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消える」という有名な格言がある。これだけ有名になった格言ながら、人間の気持ちの変化オンリーで相場がどういう段階にあるかのヒントを示している。ファンダメンタルズ分析や過去検証をしないテクニカル分析ではないからこそ長い間、投資家に信頼され語り継がれているのだろう。

 株は「期待」に勝る買い材料はないようだ。連日の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の大商いも、「期待」で買われているうちは逆らうべきではないだろう。ドル・円にしても、日経平均先物にしても同じだ。アベノミクスやバズーカを思い出して欲しい。「期待」で上がったが、期待がただの「気体」だったことが判明したから上がらなくなったのである。株は「期待」で買われるが、「現実」で売られることもよく知られている。

 そう思うと、今年思い出される個別株物色もそればかりだった。任天堂(7974)発のポケモンGO相場もそうだったし、「神の手」のブランジスタ (6176)もそうだった。カープ関連株だって株価が上がったのは胴上げ前までだった。
先週からまた盛り上がり始めたZMP (7316)関連も同じだろう。12月19日の新規上場がようやく決まったが、2015年の夏に上場する説が観測されてからすでに2年経過している。この間に生まれた「期待」が関連株には存分に織り込まれており、あとは「現実」を見るだけだ。これは、今年上場したLINE (3938)関連株の悲惨な末路がすべてを示している。

 では、ZMP関連株はダメなのか?という話になるが、それはZMPが上場するという点だけに着目した場合は……という話。ZMPが上場後、セカンダリーでおそろしいほど株価が上昇するという、多くの市場参加者が思い描いていないシナリオに「期待」が生まれれば、また上がるだろう。ベールに包まれたZMPの「現実」を明らかにするのが目論見書。どんな会社なのか次第で「期待」が生まれてもおかしくない。ただし、生まれないかもしれない……。

(おしまい)

ttp://shikiho.jp/tk/news/articles/0/145133/1