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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

【M&A支援・自動運転 上位に
手元資金増加額、投資余力大きく】
2019年8月20日 2:00 [有料会員限定]
投資余力が大きい中堅上場企業はどこか――。売上高100億円以下の上場企業「NEXT(ネクスト)1000」の正味の手元資金(ネットキャッシュ)を調べたところ、金額を増やした上位には事業承継の支援や自動運転関連の企業が目立った。拡大する市場で稼ぎを伸ばす一方、成長期待を背景に株式市場から資金を調達している。(関連記事をNEXT1000面に)
ネットキャッシュは現金や預金、短期保有の有価証券などから有利子負債を差し引いて算出する。本業で利益を出すほか、新株発行による資金調達などで増える。金額が多いほど設備や人材への投資、配当などの株主還元に資金を振り向けやすくなる。
過去3年でネットキャッシュを増やした額が大きい企業を調べたところ、首位はM&A(合併・買収)仲介のM&Aキャピタルパートナーズだった。製造業を中心に後継者不足に悩む企業の事業承継案件が増加。好業績を背景に手元資金は80億円増えた。
2位のPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)は人工知能関連の技術系企業。自動運転などで有望視される技術を持ち、トヨタ自動車と資本提携している。12位のアイサンテクノロジーや21位のモルフォも自動運転の関連ビジネスを手掛ける。
一般に成長期待が大きい企業は株価が高く、公募増資などで多くの資金を調達しやすい。調達した資金を成長投資に回し、さらに大きな稼ぎにつなげるのが理想だ。