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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

>>17926

⬆深セン速度
>消えるのも「最速」?!…ぷ
【中国自動運転パイオニア「RoadStar.ai」の終了を考える】
山谷剛史
2019年06月19日 07時00分
 中国における自動運転のスタートアップ「RoadStar.ai」(星行科技)が、事実上解散した状態となっている。同社のウェブサイトに異常はないが、主要メンバーは既に同社から離れ、本社オフィスはもぬけの殻となっている。
(中略)
 RoadStar.aiで検索すると、華々しく紹介する日本語の記事が多数出てくる。またRoadStar.aiの2018年5月のプレスリリースには以下のように書かれている。(中略)
 以上がプレスリリースとなるが、結局同社の内紛劇が報じられるまでの間、新たな自動運転に関するニュースはなかった。
 RoadStar.aiは、自動運転に力を入れる百度(Baidu)のトウ(にんべんに冬)顕喬氏と衡量氏と周光氏の3人のエンジニアが百度から独立し立ち上げた会社だ。
 2019年1月21日に、周光氏が企業財務のルール違反、政府監督管理報告への捏造(ねつぞう)データ作成、同窓の知人への不適切な融資、日常的なパワーハラスメントなどが発覚したとして解雇を迫られた。周光氏は当時、東京モーターショーの準備を行っていた最中であった。
 RoadStar.aiへの投資グループが企業の核心的利益を損なうと解雇にまったをかけたが、周光氏は解雇された。さらに現在、トウ顕喬は自身の微信のモーメンツでRoadStar.aiから離れていることを発表。また衡量氏も同社から離れていると報じられている。シリーズAラウンドの調達側は資本を撤収したとしている。また、多数決ではなく少数が勝手に決める企業構成に最初から問題が有り、それが現在までの問題になっているとも報じられている。主要スタッフが離れ、深センのオフィスについてはスタッフ不在、資金も撤収という状況である。
(中略)
 ただ今回の件で日本を振り返って心配なのは、どこのメディアもこの報道をしていないということだ。中国の自動運転車が気になって検索すれば、RoadStar.ai社の名前が出てきて、同社がすごいという情報だけが多数出てくるが、その後同社が実質機能していないというのは全く出てこない。中国のすごいと評される企業はしばしばその後を報じる必要があるのではなかろうか。