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独り言のMEMOの掲示板

ステビア(学名:Stevia rebaudiana)とは、パラグアイをはじめとする南アメリカ原産のキク科ステビア属の多年草である。草丈は50 cmから1 m前後、茎は白い細毛に覆われている。夏から秋にかけて、枝先に白い小花を咲かせる。アマハステビアという別名も存在する。

ステビアは甘味成分として、ステビオシドやレバウディオサイドA(英語版)といったテルペノイドの配糖体を含んでいるため、甘味料として用いられる。なお、ステビオシドは「ステビオサイド」とも呼ばれる。ステビオシドはショ糖の300倍の甘味度を持ち[1]、原産国の1つであるパラグアイでは、古くからマテ茶などに甘味を付与するためや薬草として用いられてきた。

ステビアの抽出物が食品添加物として認可されている国は、2008年12月までは、日本、ロシア、台湾、マレーシア、ブラジル、韓国などである。
これに対して、アメリカ合衆国、EU諸国、シンガポール、香港などでは既存の甘味料業界のロビー活動 (Sugar Lobby) により認められていなかった。このためにステビア抽出物を甘味料として使用した日本のインスタント食品や清涼飲料水、スナック菓子などが、それらの国で販売禁止になったり、撤去されたことがある。アメリカ合衆国では、1994年からサプリメントとしては認めていた。その後、アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2008年12月18日までに、シカゴにある甘味料大手メリサントが承認の申請をしたステビア甘味料「ピュアビア」、およびミネソタ州の穀物商社カーギルが申請したステビア甘味料「トゥルビア」を承認した。
なお、2003年3月に日本が中心となり、厚生労働省を通じてJECFA(ジェクファ:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)へ申請し、2004年6月には、ステビア甘味料の暫定ADI(1日摂取許容量)が設定された。2007年6月には正式なADIが定められた[3]。

  • >>1522

     住友化学<4005.T>は15日、米コナジェン社(マサチューセッツ州)を中核とするスタートアップ企業グループの1社で、機能性食品素材である次世代ステビア甘味料を事業化した米スィージェン社(カリフォルニア州)に1000万ドル(約10億8000万円)を出資したと発表した。

     同社では、事業の本格的な立ち上げ期を迎えたスィージェン社への出資を契機に、これまで進めてきたコナジェン社およびスィージェン社との協業を深化、拡大させる。将来的には、スィージェン社の工場を実証実験の場として活用することにより、ダウンストリームプロセス(精製、廃液処理)に関する革新的技術開発や、それを適用して新設する自社プラントでの高機能素材などの生産を目指すという。