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ある治験の話です。
潰瘍性大腸炎で、5ASAを服用しても改善しない難治性の患者さんに、新薬Aを追加する治験です。しかしプラセボ群に相当数の改善例が出てしまいました。若い世代の患者さんが多く、もともと5ASAをしっかり服用していない症例が多かったのです。治験が開始すると担当者からの厳しい指導があり、5ASAを毎回しっかり服用するようになりました。プラセボが効いたのではなく、5ASAが効いたのです。かろうじて有意差を得て、承認されましたが、有用な薬も治験の仕方によって日の目を見ないこともあり得るのが治験の怖さです。
決してポジティブな話を無理やりしているわけではありません。治験とはそれだけ難しいと言っているのです。しかし本物は何とか世に出してほしい。白血病の特効薬が出れば、国民全員がうれしいでしょ!