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米中新冷戦で日本及び世界経済はどうなるか
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【メイ英首相、6月7日辞任を表明 】
世界は動いています。

株式会社 産経デジタル 2019/05/24 18:19

 【ロンドン=板東和正】英国のメイ首相は24日、欧州連合(EU)からの離脱をめぐる混乱を受け、6月7日に辞任すると表明した。与党・保守党は辞任を受けて党首選を行い、次期首相を選出する。メイ氏の後任候補には、ジョンソン前外相など複数の強硬離脱派の名が挙がっており、離脱の行方が一段と不透明になる恐れがある。
 メイ氏は同日、保守党の下院議員で構成する「1922年委員会」のブレイディ委員長と面会後、「6月7日に保守党党首を辞任する」と述べた。また、「英国のEU離脱を実現できなかったことを心から後悔している」と語るとともに、後継となる首相に離脱の実現を託した。後任が選出されるまで首相職にとどまる方針だという。
 メイ氏は今年に入り、EUとの離脱協定案を3度にわたって下院で否決され、保守党などから退陣を迫られていた。今月21日には、条件付きながら2度目の国民投票を容認する考えを示し、野党の取り込みを図ったが、メイ政権で議会運営を担うレッドソム下院院内総務が反発して辞任するなど、混乱が広がった。
 また、国民投票の再実施に言及したことが与野党の猛反発を招いたため、メイ氏は辞任時期を前倒しした可能性がある。
 保守党では、党首選をにらんだ動きが活発化。強硬離脱派の重鎮であるジョンソン氏は16日に出馬する意向を表明した。ラーブ前EU離脱担当相やレッドソム氏といった強硬離脱派も取り沙汰されている。
 同派の議員が首相に就任した場合、メイ氏がEUと合意した離脱協定案を白紙に戻す可能性が指摘されている。「合意なき離脱」によって経済が混乱に陥るシナリオが危惧されることになりそうだ。英メディアは、6月10日の週にも党首選が始まるとの観測を伝えている。