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相場メモ雑感の掲示板

 FOMCを直前に控えて、昨日の海外市場では株価が乱高下。ウクライナ情勢の緊迫化から欧州株が急落。ダウ先物も下げ幅をひろげるなか米長期金利が急低下。ドル円も14日の安値113.49円を下抜けて一時113.47円まで売り込まれることになりました。
 
 ただ、その後は一転して買い戻しの動きに。一時1100ドルを超える急落となっていたダウ平均が急速にプラス圏を回復。市場では「米軍がウクライナから米国人を退避させる計画はないと伝わったことも買い戻しを後押しした」との声も聞かれていますが、いずれにしても、セリングクライマックスをみたような状況。米長期金利の急上昇とともに、ドル円も114.00円の高値まで買い戻されたといったところです。
 
 アジア時間に入ってからは、ゴトー日とあって実需の買いが先行すると一時114.10円まで値を上げる場面もみられましたが、その後は日経平均が27000円割れ寸前まで戻り売りに押される展開となると113.75円まで下押ししています。
 
 いずれにしても、本日から始まるFOMCと緊迫化しているウクライナ情勢の両軸を睨みながらの「かなり神経質な動き」が続いているわけで、ボラティリティの拡大が不可避となっている状況のなか、「ポジションの管理」といった最も基本的な、ただ、最も忘れがちな対応の必要性に迫られているといえます。目先は一目均衡表雲が位置する113.80‐86円のゾーンを意識しながらの動きとなっています。