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相場メモ雑感の掲示板

 昨日は英国市場が休場となったものの、市場では年始の取引が開始。NY時間に入ってからは米債券市場が大相場となりましたね。昨年12月29日のNY市場でも、米10年債利回りで目先のレンジ上限であった1.5349%を上抜けて1.55%台まで上昇。1.4687%からの10bp近い急騰となったのは記憶に新しところですが、昨日は、年始早々、1.5274%から一気に1.6385%まで11bpを超える暴騰劇を演じています。
 
 市場は明らかに3月に完了予定のテーパリングの後に着手するであろう早期の利上げや、バランスシートの縮小といった量的引き締め、いわゆるQTに向けたヘッジを先行しているかのような動き。寅年の方向性としてはかなりはっきりとしてきているといえます。
 
 ドル円は昨年高値となる11月24日の115.52円を睨む動きとなっていますが、輸出のオファーをこなしながら下値を切り上げているといったところ。早々にも2016年12月15日の高値118.66円が視野に入ってくることになりそうです。
 
 いずれにしても、今週は5日のFOMC議事要旨(12月14‐15日分)を確認した後、週末の米雇用統計で「完全雇用」への進捗状況を見極めることになりますが、米金利上昇をともなう、ドル高への動きが見えてきています。