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てくのふぁんだの掲示板

【7】 エリオット波動


 ⑤ 第5波 (衝撃波)
  ・ 楽観主義が蔓延り、世論はバラ色一色となる傾向が強い。
  ・ 実際のところ、第5波はファンダメンタルズが悪化したと
   しても強気相場が続く可能性のある部分である。
  ・ しかし、様々なオシレーターが価格の動きに遅れ始め、
   相場の天井を警告し始めることが多い。
  ・ 第5波は、第3波ほどの力強さはないとされるが、時折非常
   に強い上昇となることもある。
  ・ 相場内容としては選別色が強く、個別銘柄の大半が第3波
   の高値辺りまでに天井打ちとなってしまうことも多い。

(2) 弱気相場

⑥ A波 (衝撃波)
 ・ この段階で殆どの投資家はまだ強気である。
   弱気相場の最初の波は、それまでの上昇トレンドにおける
  単なる押しと見なされることが多い。

⑦ B波 (修正波)
 ・ 弱気相場における戻り局面であり、多くの場合これまでの
  強気トレンドの一部であると見られやすい。
 ・ B波だと識別するのが非常に困難なことがある。
 ・ B波の高値が第5波の高値を上回ることもあり、新たな強気
  相場に入ったと誤解されやすいが、それはイレギュラートッ
  プ(不規則天井)という強気の罠である。

⑧ C波
 ・ 弱気相場の中でも最も破壊的な部分である。
 ・ しばしばA波のボトムを割って下落し、多くのテクニカル
  指標が売りシグナルを発信する。
 ・ この段階で顕著となったファンダメンタルズの悪化が、
  弱気相場を正当化し、加速度的に株価が下落することも多い。
 ・ C波の終盤では投資家は総弱気となっている。


[以上、投稿NO. 2 『・・・大全』第4部第5章 より抜粋]

  • >>19

    [私見] 【7】エリオット波動について。

     ・ 各相場局面の特徴については、その通りだと思う。
     ・ エリオットはダウ理論の研究家だったから、NYダウ・
      米国株には精通していたと思うが、その波動理論が日本
      の個別株売買に使えるかどうかについては、疑問がある。
     ・ 識別・判別が困難な波動があることは、本人も認めて
      いる。
       上下8波動中、明確に判別することができるとされて
      いるのは、第3波・第5波・C波のみである。
     ・ 果たして、これを個人投資家が判別して、売買に用い
      ることができるのだろうか。
     ・ また、例外規定・別途規定が多いことも、判断を難しく
      させる。
     ・ 波動の継続期間は、大まかに○ヵ月位・○○日位として、
      区切りの目安に近づいたら、日足・オシレーター等を注視
      して、その都度判断すべき ・・・ とした方が判りやす
      いのではないだろうか。
     ・ 勿論、確実に或いは高確率で相場を予測する方法がある
      のなら、とっくに誰かがそれを用いて売買し、マーケット
      が崩壊しているはず ・・・ ではあるが。