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2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

ジーエヌアイのF351は、TGFbetaを抑えて線維化を抑えると言われています。

同様にTGF betaを阻害して線維化抑制の薬を開発中の会社を調べたら、BMSとギリアドとGenentechの3つが出てきました。(他にもあるはず)

F351は米国ではNASHの臨床試験をするらしいですが、同じ作用の薬を検討中のこれらの会社は
ジーエヌアイと提携する可能性はあるのでしょうか?

それとも提携は他の会社か?

もしかして2相は単独なのか?

ずいぶん待たされたけれど、年内には判明して欲しいですね。


1)BMS

・米BMS社、TGF-β阻害薬を開発中の米Forbius社を買収
2020.08.28
 米Bristol-Myers Squibb(BMS)社と米Forbius社は、2020年8月24日、BMS社がForbius社を買収する正式契約を結んだと発表した。Forbius社は、免疫抑制や線維症の重要なメディエーターであるTGF-β1、TGF-β3の高度選択的かつ強力な阻害薬のポートフォリオを開発している。
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/08/27/07344/


・BMS社とBioMotiv社、線維症と炎症性疾患の低分子薬開発で新会社
2020.02.12
 米Bristol-Myers Squibb社と米BioMotiv社は、2020年2月4日、バイオ企業の米Anteros Pharmaceuticals社を設立したと発表した。同社は線維症と炎症性疾患に対する新規の低分子薬の開発を目指す

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/02/07/06532/


2)Gilead
 米Gilead Sciences社は2018年12月19日、増殖因子標的抗体の開発技術を有するScholar Rock Holding社と共同開発契約を締結したと発表した。Scholar社が創出するTGFβ阻害薬候補の3つのプログラムについて、Gilead社が全世界独占のオプション権を取得し、線維症疾患の適応で共同開発する。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/19/01/08/05150/


3)ジェネンティック(ロッシュの子会社)

TGFβの役割を絞り込む

異常なトランスフォーミング成長因子-β(TGFβ)シグナル伝達は、肺や肝臓を含むいくつかの臓器で線維形成を促進する役割を果たします。
しかし、汎TGFβ阻害は重篤な副作用を引き起こします。TGFβは3つのアイソフォームで存在します:TGFβ1、2、および3。ここで、Sun etal。示したこと

TGFB2とTGFB3発現は、ヒトの線維性組織および実験モデルにおいて増加され、これら二つのアイソフォームは、マウスモデルにおける線維症に寄与する。

著者らは、アイソフォーム特異的抗体を開発し、TGFβ2および/またはTGFβ3阻害が、毒性なしに、
肺および肝臓の線維症モデルにおいて治療効果を有することを示しました。

アイソフォーム特異的なTFGβ阻害は、線維形成を安全に減少させるための効果的な治療法である可能性があります。

https://stm.sciencemag.org/content/13/605/eabe0407

著者は、皆Genentech


Wikipediaより
ジェネンテック ;バイオベンチャーとしてはアムジェンに次ぐ世界二位の売上規模を誇る。1990年からロシュ傘下にあったが、2009年に総額468億ドルで完全子会社化された。
(2002年に中外製薬もロシュ傘下になった)


その他
米Acceleron社、TGFβリガンドトラップ薬のPAHへの第2相で好結果  2020.02.05

 米Acceleron Pharma社は2020年1月27日、TGFβを標的とする組換え融合蛋白質sotatercept(ACE-011)が、肺動脈性高血圧症(PAH)を対象とする第2相臨床試験(PULSAR試験、NCT03496207)で主要評価項目である肺血管抵抗(PVR)を有意に低下させたと発表した。同試験は拡大試験に移行しており、2020年終わり頃に開催される適切な学術会議で最新データを発表する計画だ

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/01/30/06490/