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一時開設の掲示板

 昨日は、米国がベテランズデーの祝日で米債券市場が休場。株式市場とコモディティ市場は通常通りの取引となりましたが、参加者は当然のように少ない状況となりましたね。ドル円は欧州時間はダウ先物や日経平均先物の上昇につれて買い戻しが先行。NY時間に入ってからはユーロドルやポンドドルの下落につれて上値を試す展開となると、一目均衡表雲や9日の高値105.65円を上抜けて一時105.68円まで値を上げることになりました。
 ただ、NY州が飲食店の営業を22時までに制限したほか、プライベートの集まりを10人までに限定する措置を発表すると、ダウ平均が一転130ドルを超える下落。一時105.39円まで下押ししてNY市場を引けています。
 そして本日のアジア時間。今週に入ってほぼ同じ動きとなっていますが、105円台半ばで本邦輸出の売りが散見されると一時105.21円まで値を下げているところです。
 ワクチン報道に沸く市場が米大統領選の相場から離れて、一種のゲームチェンジとなっている今、全く別の方向性が模索され始めていますが、米ファイザー社に続いて米モデルナ社の治験結果も数日中に発表される予定。
 株高、金利高(債券安)、ゴールド高、ドル安といったブルーウェーブからの、株高、金利高(債券安)、ゴールド安、ドル高といったワクチンへのトランジションが、米政権の移譲よりも早くに行われています。