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長期投資家の部屋の掲示板

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12月24日アメリカ株式市場は続落。ダウは51ドル安の13139ドル、S&P500指数は3.49安の

1426、ナスダック指数は8.41安の3012で終えた。

 オバマ米大統領と議会が財政協議で年末までに合意するのは難しいとの懸念で、売りが続いた。

S&P500種株価指数は先週末、5週間ぶりの大幅安となっていた。

 S&P500種の業種別では10指数中7指数が下落。大型株の中ではヒューレット・パッカード(HP)の下げが

目立った。

 シェブロンを中心にエネルギー株も安い。

カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は2.8%安。先週末は2008年以来最大の下落を記録していた。

一方、JCペニーやホーム・デポなど消費関連株は高い。ギフトの駆け込み購入が背景にある。

 NY外為市場では1年8カ月ぶり安値を付けた。日本銀行が来月にインフレ目標を引き上げない場合、

日銀法改正を検討するとの自民党の安倍晋三総裁の発言が売り材料となった。

 ユーロは対ドルで上昇分を失う展開。イタリアのモンティ首相は来年2月の総選挙に出馬しないものの、

自らの経済政策を支持する連立与党の首相候補になることを検討する意向を表明した。

年初からの対ドルの動きでは、メキシコ・ペソが最も上げており、ブラジル・レアルの下げが最もきつい。


 12月24日大証終値は、ドル円が84円95銭。ユーロ円は111円97銭。ユーロドルは1.3187ドル。


 原油相場はほぼ変わらず、5セント(0.1%未満)安の88.61ドルで終了。

 金相場は反落、60セント安の1659.50ドルで終了。


 主要三株価指数の日足チャートは、ダウが続落した陰線。 S&P500指数が続落した小陰線。

ナスダック指数は続落した極小コマ型陰線ハラミ足。

アップルは0.84高の520.17ドル。日足は逆さトンボ型極小陽線。

チャートは目先ボックス圏内下限に近いがトレンドは上方志向。


 ニューヨーク株式市場はこの日時間短縮。明日はクリスマス休日。

 市場筋では「先週のワシントンの動向で、短期的な市場の流れは上昇から下落に切り替わった」、

「政治家が休暇から戻ってくる週後半には市場の動きも勢いづくだろうが、交渉がまとまるには数日はかかるだろう。

きょうは様子見の一日だ」という。

 
 ジョゼフ・リーバーマン米上院議員(無所属、コネティカット州)は23日、上院指導部は責任を持って

財政協議の行き詰まりを打開する必要があるとの認識を示した。

リーバーマン氏はCNNの番組で、「財政の崖から転落する可能性があると、初めて実感している」と話した。

 米議員は27日に交渉を再開する予定。

オバマ大統領は21日、民主、共和両党指導部に対し、包括的な合意を目指しつつも、

まずは中間所得層の税負担増を回避するための法案を取りまとめるよう求めた。

市場筋では「財政の崖問題をめぐる不確実性が続いていることが市場の重しになっている」、

「第4四半期の企業業績は想定よりもやや弱くなるとの懸念が広がっている。

ホリデーシーズンの上げ相場を期待したいところだが、一服となりそうだ」という。