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☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

NHK大河「青天を衝(つ)け」

 今日で4回目。大河は1年も続くので見たり見なかったり。前回の「麒麟が来る」は明智光秀だったが、あの時代に出て来るのは、お決まりの織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、「もうええわ~」って感じだった。今回は渋沢栄一。渋沢はあまり知らなかったが、2015年の「あさが来た」の主人公、広岡浅子の時に渋沢が出て来た。広岡は京都の人だったが、ドラマを見るまでは全然知らなかった。すごいやり手の女性で、ドラマとしてはおもしろかった。波瑠(はる)ちゃんが広岡を演じたが、演技が上手だった。

 広岡の事は古川智映子さんと言う人が書いた「小説 土佐堀川」1冊しかなかったが、ドラマが始まってから本が何冊か出たようである。広岡は炭鉱に乗り込んだり、金にはとことん執着する男勝りに見えるが、晩年はレースのフリルが一杯ついた、女性らしいドレスを好んで着ている写真が残されているが、どれもお婆さんが着ているようで似合ってない(笑)しかし日本女子大学を作ったり、女性の自立に力を注いだ人である。生家は京都の油小路(あぶらこうじ)にあったらしいが、私は何も知らずによく通っていた。

 渋沢は金の亡者のように見えるが、弱者の味方で「養育院」を作っている。渋沢の業績はドラマで追々出て来ると思うが、私は他に徳川慶喜(よしのぶ)が好き。戦(いくさ)から敵前逃亡した弱虫の卑怯者と言う人もいるが、元々争いの嫌いな人だった。ドラマでは草彅剛(くさなぎつよし)君が演じている。

 榊原喜佐子さんが、もう24年前に書いた『徳川慶喜家の子ども部屋」の本を持っている。喜佐子さんは高松宮妃殿下 喜久子さまの妹で現在99歳。元気な頃をテレビか雑誌かで見たが、多分今は亡くなっていると思う。

 テレビが4K、8Kになったせいか着物の色が鮮やかに出るようになった。「麒麟が来る」でも黄緑色の着物が際立っていた。今回の「青天を衝け」では、渋沢の生家が藍染の藍を作っているので、着物の「青」が鮮やかである。お台場にフジテレビが出来たのは24年前?出来立ての頃、見学に行った事がある。実際のカメラを使って映していたが、当時、青色の洋服を着ると透明人間のように、その部分が消えると説明していた。あの頃に比べたらテレビの進歩は雲泥の差ではないだろうか。