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当たり前のことを書いても「講釈を垂れる」と言われたので、FXや株関連の独り言のためのトピを作りました。基本は好き勝手な随筆風になると思います。の掲示板

「先週の雇用統計、すごくよかった」

「全部が、予想を上回っていましたよね。
だから、FRBも動いてきましたよね。
年末にあれだけ上げていましたから、そろそろ何か言ってくるだろうと思っていました」

「というより、パウエル議長が、年明けの議事録で『当分金利下げをしない』と言うことが分かっていたので、株が下がりすぎないように年末に手当をしていたのではないですか?」

「そうか、そうですよね」

「クリスマスラリーの後のお正月ラリー、ない?」

「それは厳しくなったと思うぞ。
さらに年初に株価が下げた年は、その後、あまり上がらないなどとも言われているしな」

「でも、大統領選挙があるので、それほど下げられない気もしますが」

「インフレ次第ではないですか。
石油やその他の商品などはだいぶ下げてきましたが、賃金だけは人々の欲の結果であり『他の物価が下がったから賃上げ要求はやめよう』などとならないですから」

「でも、賃金が上がったのはUAWの影響と言う見方もありますから、あまり悲観的になるのも違う気がすると言いますか」

「物価全体が下がってきていますから、賃金が少し上がっても、それもそのうち収まって行くという見方もできますよね。
ただ、いずれにしても、ガンガン利下げが行えるような状況ではなくなったと思いますよ。
FRBとしては、難しい選択を何度もしなければならないはずです。
遅効指標である金利を使って物価や景気を先読みして事前に手当てすることが要求され、少しでも厳しすぎると景気後退になり、遅すぎると物価高になるというように。
鉛筆を指の上に逆さに立て、右に倒れかければ右に左に倒れかければ左にと遅効指標だけを頼りにして鉛筆が倒れないようにコントロールするようなものでしょう。
非常にアクロバチックなことを要求されていると言いますか」

「それもこれも、2020年のばら撒きがいけない」

「あーにゃさん、それを言ったらおしまいですよ」

「景気後退と物価高に挟まれ、へまると地獄行ですから、FRBとしてはつらい所でしょうね。
ただ、FRBが適切に対応できている間は、どちらに転んでもそれほど下げないであろう点だけは、救いといいますか…」