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610(最新)
「ドットコムバブルの時のように、ということだろうか?」
「今は、バブルではないと思いますよ。
ドットコムバブルの時は、みんながどんどんPC関係に投資しました。
ゴア副大統領の頃から進められた情報スーパーハイウェイ構想などが実現され、みんながPCを使い始めたためにどんどんPCが作られ、その結果、生産が過剰になってPC価格が値崩れしました。
それまで、十数万円していたノートパソコンがいきなり数万円、3万円などとなり、しまいには『ネットに加入してくれるなら、タダでPCをあげる』などとなっていました。
そんなふうに、みんながPCや通信関係の生産に参加し、設備投資が過熱して生産過剰になったために値崩れしてバブルがはじけました。
でも、今のAI関係はNVIDIAの一人勝ちで、GPU価格は数百万円にもなっています。
そういう状況に、他の半導体メーカーがやっと追いつこうとしている状態なので、まだまだ、ドットコムバブルの時のような崩壊の序章は現れていない思いますが」
「ってことは、やっぱり、一時的に下がっている可能性が高いのか…」
「だから、そういうことなのよ。
あいつらのやらせなんだって」
「ですが、インフレが再燃しかけているのも事実ですから、今週発表のGDP関係とPCEなどには気を付けた方がよいと思いますよ」
「うぃず、やっぱり、お〇えがいてくれてよかったぜ」 -
609
「いずれにしてもさあ、あんなチマチマやってんのは、FRBとか影の勢力とかのプロレスごっこなのよ、プロレスごっこ」
「何か、歯がゆいといいますか。
私なら、爆裂魔法の一発も相手国の首都に「頼むから、お〇えは黙ってろ!
そうじゃなくても、今回は検閲を通りにくいんだからよお!!!
じゃあ、そこまで見越しているなら、株があれだけ下がっている理由はなんなんだ?
お〇えに説明できるのか?」
「あれは、ほら、その…」
「いい理由付けになるからではないでしょうか?
例えば、日本でいえば〇菱〇FJグループとか〇井〇友グループなどの大手の信用がある金融機関が、何もないザラ場でここぞとばかりに売りかけて株を暴落させ、その後で大利を得たとしましょう。
そのようなことをすれば、一時は儲けられますが、その後の信用はどうなるでしょうか?」
「そ、それよ、それ!
『戦争が起きそうです―』とか言えば、暴落させても、だれも文句言えないじゃん」
「確かにそうですね。
株価は去年の末からずっと上がり続けています。
ここらで、利益確定とポンプ&ダンプ風にドカッと落として稼ぎたいというのも一理ありますね。
一挙に半値くらいに」
「あるわけねえだろが!」
「とは言ってもバブルだったのですから、ここらで一旦はじけさせてもよいのではないかと。
特に、ハイテク関係は」
「ドットコムバブルの時のように、ということだろうか?」 -
598
「先週は、すごい下げでした。
指標より、中東情勢一色といいますか」
「ちょっと心配になるよな」
「だいじょーぶだって。
どうせ、株価を下げたい闇勢力のプロレスごっこなんだから」
「お〇え、気楽すぎるだろ。
うぃずは、どう思う?」
「私ですか?
そうですねえ、あくあさんのおっしゃることに一理あるかと」
「ぶっ!
えっ、そうなの?」
「今、旧西側諸国はインフレに苦しんでいますよね。
そういうときに戦争が起これば、ホルムズ海峡封鎖などで原油価格が暴騰するでしょう。
それは絶対に避けなければいけないシナリオですから、イスラエルと仲のよいアメリカでさえ、これ以上の紛争は避けるようにイスラエルに圧力をかけると思います。
原油価格の暴騰は、中立傾向の強いインドなども困りますから、やめてくれと両国に強い不快感を示すはずです。
さらに、反米のイランはロシアや中国に応援してもらっていますが、中国はイランから石油を輸入していますから、中国も強く嫌悪感を抱くと思います。
さらにさらに、一番の味方であるはずのアラブ諸国も、原油代金を元にした高福祉政策を行っていますから、今でさえ財政事情は赤字気味です。
ホルムズ海峡を封鎖されて原油の輸出が何か月も止まれば、彼らにとっては深刻な死活問題となるでしょう。
このような状況ですから、おいそれと戦争を始められないと思うのですが」
「そうだな。
ちゅ、中国の言うことは、聞かなければいけないだろう…」
「だくねす、お〇え、変なとこにこだわってないか?」
「ほーらみなさい、あたしの言ったとおりでしょ。
大体、大きな軍隊持ってる国なんだから、どっちも直接、相手の領土に侵攻できるわよね。
でも、大使館とか軍施設とか、ちょろちょろとミサイルとかで爆撃してるだけなんだから、やらせに決まってるわよ」
「それは、確かに言えてますね」
「だから、絶対に戦争なんかになるわけないっての。
たとえて言うなら、直接喧嘩をするのが嫌だから、相手のランドセルに蛇を入れてやったみたいな」
「そ、その方がやばいだろうが…」
「ずっと、こじらせることになると思うが…」 -
597
「CPIとかも、上げてきたじゃん!
まじ、やばいって」
「様子を見ていたが、やはり、インフレはまずいんじゃないか?」
「原油が上げているから、しかたないと思う…」
「原油なのか?
食品とエネルギーを除くってなってるよな」
「原油は、原材料費や輸送機器の燃料とかに使われるから、全体が上がってしまうっていうか…」
「じゃあ、やっぱり、まずいじゃん!」
「まあ、あわてるな。
ガソリンなどは、夏のレジャーシーズンにかけて上がるものじゃ。
そのための備蓄を今頃から行うから、それにつられて原油価格も上がることになる。
そのうち、そういう動きも落ち着いて来るじゃろう」
「それより、中東情勢の方がまずいだろ。
今日は、イランがイスラエルにやり返したからな」
「中東全体に戦争が広がったら、原油暴騰で株価大下落じゃん。
まじで、まずいって!」
「いや、でも、それは違うんじゃないか?
いくらイスラエル憎しと言えども、中東の産油国全体の原油の輸出が止まったら、彼らにとっても死活問題だ。
中東諸国は、高福祉とかのせいで財政事情が厳しいからな」
「中東諸国だけではなく、ヨーロッパ、アメリカ、日本にも恨まれるじゃろう。
それどころか、中国やインドなどにも恨まるのではないか?」
「じゃあ、あまり大げさな事態にはならないってこと?」
「たぶん、そんな結果になるんじゃないかと思う…。
今日の報復は、形だけっていうか…」
「言われてみればそうかもな。
FRBが何を言っても株価をガンガン上げている市場に対し、『計画されたブラックスワン』で対抗したのかもな」
「それじゃ、ブラックスワンにならんだろう?」
「だから、『計画された』ブラックスワンって言っただろ。
どうせ、陰の勢力とか、そんな風なこと平気でやってる連中だろ」
「日米欧に中東諸国、さらには中国やインドまで『やめてくれ』と思っておるのじゃから、イランもイスラエルもこれ以上、事態を発展させられないのではないか。
アメリカでさえイスラエルに釘を刺していることでもあるしな」
「そういう風に、一時的な落ち込みで済めばいいけどね。
私は、結構やばいと思うんだけど」 -
596
「終わったー…。
30万人とか、ありえないって!」
「そうだな…。
これから、爆下げとかになるのだろうか…?」
「あの、ぜんぜん終わってないと思うけど…」
「なに言ってんのよ!
30万よ、30万!」
「ふぁりん、まだ完全に復活していないのか?」
「違うだろうが、ばーか。
平均時給、見てみろって。
前回より0.2%下がってたじゃねえか」
「そうじゃの。
それに、PMIやISM総合なども、好景気の範囲にはあるものの少しずつ下げておる。
これは、だいぶ景気が落ち着いてきたという良い兆候じゃろう」
「えー、だって、30万だよ!」
「30万30万って、うるせえ!
考えてもみろ、それだけ増えても、失業率は3.9%から3.8%に0.1%しか減ってねえだろうが。
一方、平均時給の方は、104.3%から104.1%に約0.2%減ってるよな」
「ちょっと待て。
それはどういうことなんだ?」
「経済活動全体に落ちるお金は、0.1%減ってるってことなんじゃないかな…」
「ああ、そういうことか」
「心配じゃったインフレの方は、まだ終息する傾向を見せており、他の指標は少し曇りかけても好況の範囲にある。
一番よいソフトランディングの可能性を示しているようじゃな」
「だってさ、インフレってまた上がりかけてるじゃん。
そういうの復活したら、ほんとにどうすんのよ?」
「その時は、その時じゃ。
じゃが、市場は3回の利下げ予想から3回未満に変わってきておるのに、再び買いが入っておった。
利下げが2回でもあれば株価は上げていく勢いを見せている。
さらに、今年は大統領選挙の年でもあるから、そうそう簡単には下げんじゃろう」
「まあ、FRBとしてはどんどん株価を上げられると困るからこのくらいの水準でうだうだやらせて、PCEとかCPIとか下がって来るんだったら、夏ごろ利下げで民主党政権にゴマすりってとこなんじゃねえか?」
「そううまく行けばいいけどね!」
「だが、そういう考えもありかもしれないとも思えて来たぞ」
「今週のCPIとFOMC議事録を見てから決めるべきだと思う…」
「それもそうだな。
もう少し様子を見てから決めることにするか」 -
595
「先週は、何もなかったといえるだろう」
「いや、PCEの発表があっただろう?」
「あれは、強弱はあったが、どの分野もほぼ予想通りだった。
だから、無いも同然なんだよ」
「そういうことか。
ああいうのはFRBの一部も正確に予想しているデータだから、それほど予想を外すということはないのか」
「まあ、そういうことだ。
大きく予想と外れる可能性があるのは、労働省発表の雇用統計だろうな」
「それもあまり大きく変わりそうもないような気がするんだが」
「そういう時にこそ、とんでもないデータが発表されることがあるのが雇用統計だ。
だから、あれにはかなり用心しておく必要がある」
「俺は、それほど心配していないけどな」
「各種ブラックスワンはいつ現れるかわからないぞ。
それに、FRB議長が金利維持的なことを強調してもいた。
これ以上の爆上げも、困るのだろう。
個人投資家も、株を売って税金の支払いを始める頃だ。
だから、今週は、少し慎重に行動すべき週ではないかと思う」
「わかった。
では、俺も、そういうふうに用心しておくことにする」 -
594
「先週は、アメリカ指標よりも日本指標だったな」
「ああ。
予想通りの0金利だった」
「しかも、基本的に緩和政策は維持すると言うことだった。
だから、為替では少し舐められて円安になったが、経済成長や株価にはプラスになるのだろう」
「まだ、どういう風に動くのか、わからないところはあるみたいだけどな。
アメリカの方も、予定通り、金利は据え置きだった」
「ああ、そうだな。
しかも、3回の金利下げの見通しも、そのままだったしな」
「そこが不思議なんだが、これだけ景気がよいと言うことは、ソフトランディングになりそうだと踏んでいるということだろう。
それなのに、3回も金利下げをする必要があるのだろうか?」
「そこだな。
実際、FRB関係者の中には、今年の利下げは1回でよいだろうなどと言い出す者も現れた。
今はまだ3回の利下げをするだろうとしているが、もしも、この回数が減るようなことがあれば、かなりの売りが来るのではないか?」
「あまり楽観もしていられないということか」
「そういうことになるだろうな。
しかし、そうは言っても、労働市場などのデータは曇ってきているから、金利下げをしないと言うわけにもいかないだろう。
また、AI関係が強力に経済を引っ張って行くだろうし、物価も下げ基調にはあるから、下げてもあまり大きく落ち込むと言うことはないはずだ。
ただ、対米証券投資の額が少なかったから、その2か月後の今月くらいには少し反動が出そうな気もするがな」
「そうか。
では、一応は現状維持か少しだけ上目線で、下げの方にも十分注意していけばいいということだな」
「そういうことになるだろう」
P.S.
先週は、中の人の都合により、お休みさせていただきました。 -
593
「かずき様たちがいらした世界の株とか言う物は、どうなったのでしょうか?」
「先週は、雇用統計が結構落ち込んだ気がする。
失業率が悪くなったというか」
「なぜだか、わかるんだよなあ。
これで、景気後退とかで、株は下げるんだろうなあ」
「いや、それは違うと思うぞ」
「違うって、どうしてですか?」
「FRBが雇用対策で動かざるを得ないからだ」
「ああ、そういうことですか。
金利下げですね」
「と言うことは、ますます株が上げて行くということになりそうですね」
「おそらく、そうなるだろう」
「あの、皆さんのいらした世界の株とかって、3か月間くらい上げ続けていたそうですよね。
その上、まだまだ、上げていくのでしょうか?」
「そういうことになると思うよ」
「一時的に下げることはあってもね」
「さあ、バンバン上げ潮に乗って行こうではないか!」
「いや、あの、先輩、あまりにも調子づくと失敗したときにまずいですから…」
「そうだよな。
一時的な大きなへこみとかの心配もありそうですから、様子を見ながら上目線で行くべきではないですか?」
「うむ、わかった。
では、用心しながらバンバン、ガンガン、ここぞとばかりに上げ倒そうではないか!」
「(先輩、なにか勘違いしているよな)」
「(今は、止められそうにないモードって言うか…。
っていうか、この世界から株とか買えないよな)」 -
592
「先週は、注目のPCEがほぼ予想通りでしたよね」
「だから、みんな安心して株を買ったというか…」
「他の経済指標も少し垂れ気味になって来たから、ソフトランディングが意識され始めたのだろう。
そのため、FRB高官たちによる『利下げ時期は分からない』『利下げは夏以降ではないか』などというネガティブな発言を無視して株が買われたと言えるはずだ」
「じゃあ、このまま、株は上げ続けていくんですか?」
「来週の雇用統計までは、大きく下げるようなことはないと思えるのだが」
「ですが、3月は、アメリカでの税金の申告のための最後の期間になりますから、確定売りなどが出て例年下げる傾向がありますよね?」
「その通りだ。
それに上値圏にも来ている。
だから、十分に注意をする必要があるが、それ以上にAIや半導体関係が株を引っ張っている。
そして、現状ではそれほど大きく下げる要因は見当たらない。
アノマリーとしても、1,2月を上げで終えた年は、年間で10数%の上げとなることがほとんどだ。
だから、みんなが株を買うだろう。
気になるのは、来週の雇用統計だけだと思うのだが」
「みんなが上げを期待しているけれど、来週の雇用統計を気にしているという状態ですね?」
「そういうことになるだろう」
「じゃあ、やっぱり、様子をみながらボチボチとってことになるのか…」
「下げてくれると、押し目買いのよいチャンスになるんですけれど…」
「君たちの好きな方を選べばよいのではないか」 -
591
「先週は、大した指標はありませんでしたが、エヌビディア一色になってしまったというか…」
「これで、また、株価指数は上げていくんでしょうか…。
高金利が続いているのに」
「いや、もしかしたら、ここが転換点なのかもしれない」
「転換点ってことは、下げるってことですか?」
「もう十分に高値圏に来てますよね。
そういうことなのでしょうか?」
「いや、逆ではないだろうか」
「逆って、そんなことあるんですか?
金利が高止まり、株も高値圏に来て、なんでこれで上げていけるっていうんですか?」
「米国経済が強すぎるのだよ」
「あの、いくら米国経済が強くても、これだけの高金利に晒されていれば、いずれは勢いがそがれていくのではないでしょうか?」
「そうですよ。
みんな高値圏に来て危ないって言ってますよね」
「決算関係がよかったうえに、AI関連が産業構造を一変させるかもしれない。
家電産業、自動車産業などができた時のように、一気に需要を喚起し、雇用を新たに創出し、その上で新しい産業による効率化が広く経済全体を支えるため、高い金利をものともせず米国経済全体が羽ばたいていく可能性が生まれたと言えないだろうか」
「えっ、でも…」
「でも、なんだね。
新しい産業が生まれるときと言うのは、そういうことなのだよ。
その可能性が、今、沸き起こったと言えないだろうか」
「でも、短期では危険な面がありますよね」
「みんなが高値圏を気にしていますし」
「それも確かにある。
しかし、AI産業が本物ならば、経済は沈まない。
万が一、短期で沈んだとしても、先週までに説明した要因により経済や株はすぐに復興していくはずだ。
今は、そのような可能性に賭けてみるのも一法と言えるはずだ」
「まあ…、それもあるのかもしれませんが…」
「ですが、あくまで短期での大きな下落に注意して、自己責任でと言うことですよね?」
「もちろん、その通りだ!」 -
590
「先週は、経済指標、ひどかったんだけどー、やっぱり。
あれでよく、上げてったっていうか###」
「いや、理屈はともあれ、上げは上げでござるから…はは^^;」
「たまたま、あんたのあてずっぽうが当たっただけじゃん!」
「そ、そうは言っても、上げているものは上げているのでござるから…」
「たかとお君は、どう思う?」
「俺も、上げていくんじゃないかと思えてきた。
短期では、下げることがあっても」
「げっ、まさかの裏切り!
なんで、上げるのよ?
CPIとかが上げたのって、株高の資産効果とか言われてたじゃん!」
「このところ、みんなが上がるって思って来ているだろ。
そして、米国景気は思った以上に強い。
しかも、大統領選挙の年だし。
だから、みんな『ちょっとした不況とかで下げたとしても、その時はどんどん利下げしてすぐ回復して高値を更新していく』って考えてるんだと思う。
今少しくらい下げても、手放したり買わなかったりしたら、将来かえって損みたいな感じかな」
「そんなことしたら、ますます資産効果生んじゃうじゃん!
有名な経済評論家なんか『さらなる利上げが必要になるかも』とかさえ言ってるんだけど!」
「いやいや、さすがにそれはないはずでござるよ」
「俺もそう思う。
だから、もしかしたら短期で下げるかもしれないけれど、決して損な買いじゃないって思う奴が多いから、下げても小さく止まるはずだろ。
もしもほんとに経済が悪くて下げるとしても、FRBにはまだまだ大量の『弾』が残ってるんだし」
「いや、だからって、株価引っ張ってるテック系とかだってそろそろ頭うちじゃん。
っていうか、あまりに跳ね上げすぎたんでさ。
もう、ほんとに危ないんだって。
少なくとも、来週のPCEや再来週の雇用統計とか見てからでも遅くないっていうか!」
「拙者も危ないのはわかっているでござる。
だけど、そういうときこそ、逆に吊り上げやすいのでござる」
「俺も、買いたいなら買うチャンスかもしれないと思う。
短期で下げたとしても、いずれ回復していくから。
まあ、慎重に行くならそれもいいけど」
「そんなこと言って、私は知らないよ!
ここで買っていくなんて、短期ではすごく危ないんだから!」 -
589
「先週は、大した指標発表はなかったでござる。
そして、まだ上げ続けていたのだから、これからも、どんどん、上げていきそうでござるな」
「FRB高官たちは、金利上げが続きそうってこと言ってたんだけど!
おかげで、フェドウォッチャーの3月利上げがほぼなくなったんで!」
「それに、突然、CPIの改定値の話とか出てただろ」
「そんなことは関係ないでござる。
業績もよく、このままどんどん、上げていくに決まっているというか」
「あんたさあ、いい加減なこと言ってんじゃないわよ。
株価は、もう、高値圏も高値圏でしょうが!
しかも、そういうときにFRB高官たちの発言なんだから。
これって、『もう上げないで』ってことのサインじゃん。
フェドと喧嘩するなって言う格言知らないの?!!!」
「そ、そうは言っても、上げているんだから、それに乗ってしまった方がお得と言うか。
きっと、後になってFOMOになるのに決まっているでござるよ」
「だから、いい加減なこと、言ってんじゃないわよ!」
「〇いつ、〇〇しちゃおうか?」
「ふえええー!
どうか、どうかお許しを」
「いやいやいや、それは、やりすぎだから」
「まあ、今週は、CPIとか小売売上高とかPPIとか鉱工業生産指数とかいろいろあるから、それ見てからでもいいか」
「そ、そうよ ^^;。
一応、そのくらいは確認してからでいいと思うんだけど。
てか、FRBと同じ方針みたいだけど」
「でも、仕方ないだろ。
アノマリーとかも気になるし」
「そ、そうだよね。
そんな感じっていうか、そのくらいしか分からないんですけど ^^;」 -
588
「来たよねー、パウエル議長。
金利下げは当分先って」
「来た来た。
でも、株は持ち直したよね」
「その後の雇用統計、これは絶対来たって思った」
「うん、うん、でも、またまた株は持ち直しちゃったし」
「これってさあ、金利下げが見えてるから、ちょっとやそっとじゃ怖くないってことなのかな?」
「6回利下げとか言ってるから、そうなんじゃない?
それに、メタとかアマゾンの決算がよかったってことは、金利上げがまだ経済に効いてきてないとか」
「でも、そういうときって危ないんだよ。
景気や雇用って、ポキって折れるから。
それに、6回利下げとか見込んでるんだから、3回とかで終わったら、そういうときもかなり来るはずだし」
「それでも下げないとかって、ちょっと読めないよねー」
「しかも、今週は大した指標発表はないから、ますますだよ」
「でも、決算発表は続くよ」
「はあーどうなっちゃうんだろう。
少しは落ち着くのかな」
「今週は、上下どっちにしてもついて行くしかないんじゃない?
あるいは、動かないとか」
「2月は下げるとか言うアノマリーがあるけど、そのくらいは効きそうな気がするんだけど」
「感じとしてはね。
でも、今の相場って、そういうの平気で裏切っちゃうから」
「読むのがものすごく難しいよね」
「ところでさー、なんで私たちでいいの?
なんか、近世とかの話だったような気がするんだけど…」
「近世やるとやりにくいから、中の人が困って手を抜いてるんだよ、きっと(笑)」 -
587
「先週は、PCEの発表だったけど…。
結構よくて、年末の消費とかの他の指標もよかったから、アメリカ経済はうまく回ってるって言うか…」
「ってことは―、金利下げが遠のいたと」
「それなんだよねえ。
イエレン長官も、ソフトランディングに強気の姿勢見せてたし」
「だけどさあ、市場は相変わらず強気じゃん」
「近い将来に必ず金利下げが来るから。
みんな少しくらいの金利高は平気みたいな感じだよね」
「そういう時に限って、意外と暴落直前だったりして(笑)」
「うーん…確かに高値圏に来てて、用心してる人はしてるけど…」
「あまりにもガンガン株とか上げられると資産効果が出るから、FRBもそろそろ何か言ってきそうだしね」
「それ、確かにある。
でも、ものすごく大きく下がるようなことにはならないんじゃないかな。
それよりも、もしもリセッションとかありそうだと、もう少し下げの幅が広がりそう」
「まあ、でも、大丈夫っしょ。
FRBがきちんと対応できてるなら」
「まあ、そんな感じかな。
それに比べて、日本株は、36000円超えたところで、ちょっと足踏みか、もしかすると下落に入るのかな」
「アメリカ株次第でしょ。
アメリカ株は、選挙とかがあるから、あまり下げたくないはずだし。
それに、1月が上げで終わるとその年が上がるっていうアノマリーがあるから、大統領を支える勢力としてはあまり売ってこないだろうし」
「今週はFOMCもあるから、それまで様子見で1月の株高は確定だよね。
あとは、金曜の雇用統計かな」
「少し楽観的になりながら、雇用統計の結果待ちも悪くないってね」
「いつでも用心はしながらね」
「それはそうと、今週も月曜日に書いてるよね?」
「中の人にも色々と都合があるんだよ(笑)」 -
586
「小売り売上高のデータなどが良すぎたのに、上げで来たか…」
「消費者マインドが改善していたから、上げたのではないだろうか?」
「まあ、そうなんでしょうね。
何を言っても、金利がこれ以上、上がらないのは絶対的に心強いわけで。
S&Pも高値を更新しましたし」
「こういう状態になると、この先しばらくは青天井になりそうだ」
「ですが、あまりにも楽天的だと、美国連邦儲備銀行(FRB)が慌てそうな気もします。
実際、何人かの理事たちが金利高がまだ続くみたいなことを言っていました」
「まあ、そうだな。
しかし、美国連邦儲備銀行(FRB)がうまく制御してくれるだろうという期待もあるようだから、経済が落ち込みそうな場合でも皆それほど心配していないとも言えそうだ」
「確かに。
金利高により経済がうまく行かなくなり金利下げで対応する場合も、下落は制御された幅の中でしか起こらないと皆が安心しているということなのでしょう。
しかし、上げだけが続くことも無理ですから、一旦の下げがどのくらいに来るのかと言うことが気になりますね」
「三月や五月などいう者たちが多いようだな
まあ、それはその時に考えるということでよいのではないか」
「それもそうですね。
一応、隣の日本では、節分天井、彼岸底などと言われていたりしますが」
「それは、日本株の話ではないか」
「あれだけ上げていると、うらやましい限りです」
「中華経済がよくないため、その資金が逃げているなどと言われているな」
「新NISAの影響もあるかと。
あと、為替の影響もあるのでしょう。
近い将来、美(米)国は利下げをします。
そういう時に円資産を持っていると、円高になりそれだけでも得。
さらに、皆がそう思って日本株を買いますから、ボーナスもついて来るかと」
「どちらの国も景気がよさそうな話だ。
少し乗ってみるのも悪くはないか」
「そう思いますが、行動されるときはあくまで慎重にされますよう」
「わかっている」 -
585
「先週の美国核心消費価格指数(米国コアCPI)、予想に反して上がっていたようですが」
「そのようだ。
だが、核心生産者物価指数(コアPPI)は下がっていた」
「ということは、安く製品が供給される中でますます消費が増えそうということでしょうか?」
「そういう見方もできるだろう。
しかし、供給が安定してきたということは、それだけであれば、物価は下がっていきそうな傾向が強いと思う」
「他にも何かあると?」
「市井の人心は欲深いものであり、財価格の影響を受けにくいものだ」
「ああ、そういうことですか。
つまり、製品価格などが下がっても、人々の『もっと給料が欲しい』という欲望が収まるわけではなく、サービス業などを通して賃上げ圧力が収まりにくいものだと」
「よくわかっているではないか。
問題は、それがどの程度強いものであるかを、美国連邦儲備銀行(FRB)がどのくらい正確に読んで先回りできるかという点にかかっているといえるだろう」
「それは、なかなか難しい問題ですね」
「非常に難しい問題だ」
「だから、巷では『株がもっと上げていく』という意見と『下げが来る』という意見に分かれているわけですね」
「どちらも可能性があると言えるはずだ。
俺としては『今の市場は、あまりにも利下げ回数を都合よく織り込みすぎている』と感じてはいるが」
「ですが、今年は大統領選挙があります。
無理にでも支えて上げてくる可能性も捨てきれないのではないかと思いますが」
「そのようなことがあるから、皆も困っているのだろう」
「1月初旬はわずかに下げました。
もう少し待ち、1月全体の動向を見れば今年の傾向がある程度判断しやすくなるかと」
「それはかなり参考になる話だ。
確実とは言えないが、もう少し様子を見るのも悪くはないのだろう」
「ただ、害怕錯失良機(FOMO)ということもないとは言えなくなりますね」
「その時は、その時だ(笑)」
「ところで、今週は、なぜ、月曜に書いているのでしょうか?」
「それは、中の人にも色々と都合があったのだろう(笑)」 -
584
「先週の雇用統計、すごくよかった」
「全部が、予想を上回っていましたよね。
だから、FRBも動いてきましたよね。
年末にあれだけ上げていましたから、そろそろ何か言ってくるだろうと思っていました」
「というより、パウエル議長が、年明けの議事録で『当分金利下げをしない』と言うことが分かっていたので、株が下がりすぎないように年末に手当をしていたのではないですか?」
「そうか、そうですよね」
「クリスマスラリーの後のお正月ラリー、ない?」
「それは厳しくなったと思うぞ。
さらに年初に株価が下げた年は、その後、あまり上がらないなどとも言われているしな」
「でも、大統領選挙があるので、それほど下げられない気もしますが」
「インフレ次第ではないですか。
石油やその他の商品などはだいぶ下げてきましたが、賃金だけは人々の欲の結果であり『他の物価が下がったから賃上げ要求はやめよう』などとならないですから」
「でも、賃金が上がったのはUAWの影響と言う見方もありますから、あまり悲観的になるのも違う気がすると言いますか」
「物価全体が下がってきていますから、賃金が少し上がっても、それもそのうち収まって行くという見方もできますよね。
ただ、いずれにしても、ガンガン利下げが行えるような状況ではなくなったと思いますよ。
FRBとしては、難しい選択を何度もしなければならないはずです。
遅効指標である金利を使って物価や景気を先読みして事前に手当てすることが要求され、少しでも厳しすぎると景気後退になり、遅すぎると物価高になるというように。
鉛筆を指の上に逆さに立て、右に倒れかければ右に左に倒れかければ左にと遅効指標だけを頼りにして鉛筆が倒れないようにコントロールするようなものでしょう。
非常にアクロバチックなことを要求されていると言いますか」
「それもこれも、2020年のばら撒きがいけない」
「あーにゃさん、それを言ったらおしまいですよ」
「景気後退と物価高に挟まれ、へまると地獄行ですから、FRBとしてはつらい所でしょうね。
ただ、FRBが適切に対応できている間は、どちらに転んでもそれほど下げないであろう点だけは、救いといいますか…」 -
「あけおめ、なの」
「あらあら。
あーにゃさん、まだ年は明けていませんよ」
「それなら、明けクリ」
「おいおい。
そんな挨拶はないだろう(笑)」
「父も母も、何もわかってない。
株とかの話、全然してない」
「株ですか?
でも、今は世界中みんながお休みしてますから」
「その通り。
久しぶりに、株とかの話は忘れて、のんびりとしたいものだな」
「そうですよね。
今年は色々とありましたから、年末くらいはのんびりしたいですよね」
「じゃあ、来年の予想とかするの。
治にいてランランとか」
「それを言うなら、治に居て乱を忘れずだろう(笑)。
だが、まだ色々と情報がそろっていないからなあ」
「それに、今そういう話をしても仕方がないと言いますか。
それより、今を楽しみましょう」
「来年のことを言うと鬼が笑うとも言いますしね」
「それを言うなら、FRBが笑うの」
「おいおい(笑)」
「でも、案外、的を射ているかもしれないですね(笑)」
「父と母、休日モードで話にならない。
仕方ないから、あーにゃがみんなに挨拶して締めくくるの。
『よいお年を』なの」 -
「そう言われれば、そうだな」
「日本の話はおいといて、アメリカって、来年は大統領選挙だよね?
それに、クリスマスラリーとかのアノマリーもあるんじゃないのかな?」
「ま、この1週間くらいは、大して上げも下げもしないもんなんだろうな。
みんな、休暇になっちまってるからな。
それに、来年の選挙とか考えたらな」
「だが、そういう時こそ、ヘッジファンドとかが売り浴びせてくることがあるから用心しろってことだろ?」
「わかってるじゃねえか。
ま、そういうことやると、みんなに嫌われて後でとっちめられたりするもんなんだが、やる奴はやるから、用心しておくべきだな。
それに、あまりに株価が上がりすぎたのを見たFRB様が、何を言い出すかもわからねえレベルになって来てるしな」
「でも、それをやるなら来年だよね?」
「まあ、そうだな。
年末くらいは、おそらく大丈夫だとは思うんだが」 -
「先週は、注目のPCEが順調に下げて来てたけど」
「もう、物価の話からリセッションの話に切り替わったと言えるんじゃないか?」
「まさにその通りだぜ。
物価高については、ほぼ、FRBはミッションコンプリートっつーとこなんだろうぜ」
「おお、それなら、これからは金利下げで、アメリカ株は爆上げということだな?」
「それは、時期尚早だろ。
そうとばかりも言ってらんねえことになりそうだからな」
「物価高が終わったなら、後は利下げと順調な経済成長になるんじゃないの?」
「だから、それが早えって言ってるわけだ。
リセッションの問題とかに焦点が移ることになるってな。
アメリカ経済には、いくつかの指標で陰りが見えて来てるじゃねえか。
いい指標はいいんだが、悪い指標も出始めてるだろが」
「ということは、リセッションになって株価が下落するってこと?」
「逆だ。
経済がある程度悪くなりそうなら、金利が下げられるだろう。
そうすれば、その先の経済成長を見込んで株価は上がっていく。
だが、経済がそれほど悪くならねえなら、金利は下げられない。
ってことは、上値感の出てきている株価は、むしろ下げの要因にさらされることになるんだろうぜ」
「じゃあ、今は、将来の予想がむずかしいってことね?」
「そういうことだな」
「日本の金融政策と言い、読めないことだらけだな」
「むしろ、日本の方は簡単だろう。
この間、日銀総裁がゼロ金利政策の見直しとか言っただけで、日本株がガンガン下げて売られまくっただろうが。
日本経済の実力ってのは、バブルで傷んだ後で、まだそれほど回復してねえってことだ。
だから、ちょっと何かあって円高になった途端に化けの皮がはがされたわけだ。
この上、正式にゼロ金利政策をやめたら、そん時の下げは目も当てらんねえことになるだろう。
しかも、日本は毎年人口が0.6%も減ってるわけだから、外需系の需要がなくなれば、また余剰供給力様の大復活で、デフレスパイラルの復活ってな。
そうやって、せっかく火が付きかけた日本株を湿らせちまうのは、日本経済にとっても岸田政権にとっても、ぜってーなってほしくねえ未来だろが」
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a_f***** 2016年7月10日 10:14
昔からの疑問なんですが、実需筋じゃないのにドルを売って円を買っている人たちって、どうやって儲けを出しているのか、不思議に思っていました。
円高になれば思惑で株安になるし、さらに、輸出企業を中心とした企業業績もメタメタに悪くなるんだから、円を買ってそれを株に投資するのは、長期の反発を期待するのでなかったらできないことだと思います。
円を何千億円も借りて持っているようにすると、円はドルなどに比べて利率が安い通貨なので、何らかの形で毎日何億円も消えて行くことになる思います。
投機筋がドドドっと大量に円を買って円高にしたとき、彼らはその円をどうやって持っているのか、不思議でたまりません。
自国経済が極度に悪化している場面なら、大損するよりも減り方を少なくするという意味で日本国債に投資なんていうのは、ありかもしれません。
でも、自国経済が悪くなっていない(むしろいい)のに、自国の通貨を売って円を買う人たちは、どういう投資先を持っているのか、気になって仕方ないです。
他の掲示板で聞いてみても、納得のいく答えに行き当たりませんでした。
ということは、素人考えですが、単に円を買って円自体が上がることを待って持っているのを基本として、何千億円も円を買っているのではないかと思います。
必要もないのに円を買うということは、株の整理ポストで起こるようなマネーゲームの「博打札」代わりに円が使われているような気がしてなりません。
陶器の欠片でも木札でも草木の根でも何でもいいのですが、何か売買されていて賭けの対象になるものがあれば、いつでも「博打ゲーム」が始まると思います。
といっても、あんまり変なものでやると賭博罪になったりするので、株や通貨などの「当局のお墨付き」があるものを使えば、好きなだけ公に「博打」ができると思います。
日本の通貨である円は、そういうふうに使われている気はないでしょうか?