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FRB副議長候補のバー氏、公聴会で「インフレ高すぎる」

米連邦準備理事会(FRB)の金融監督担当副議長に指名されているミシガン大教授のマイケル・バー氏は19日、上院の銀行・住宅・都市問題委員会の公聴会に出席した。「インフレ率はあまりにも高く、米国全土の地域社会を苦しめている」と物価上昇率の抑制に全力をあげる考えを示した。

バー氏はリーマン危機の教訓を経て2010年に成立したドッド・フランク法の制定に関わった。今の金融システムについては「資本と流動性が極めて強固だ」との認識を示し、公正な運営に努めると強調した。

金融機関に低炭素社会への移行を促すのか問われると「特定の部門に融資するように、あるいは融資しないように指示することはできない」と慎重に答えた。バイデン米政権は当初、金融監督担当副議長に元理事のラスキン氏を指名したが、石油やガス業界への融資抑制に動くとの懸念が与野党から出て撤回した経緯がある。

5月上旬に市場混乱を起こしたステーブルコインを「投資家保護に関わる重大な問題であると同時に、金融安定を損なうリスクもはらんでいる」と問題視した。中央銀行デジタル通貨についてもさらなる研究が不可欠と指摘したうえで「議会や政府の賛同なく軽々に着手すべきものではない」と話した。

ラスキン氏の人事に反対した民主党のマンチン上院議員は、17日のツイートで、バー氏の支持を表明している。