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prismhit~~~令和が始まりましたね!
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円160円接近、投機的な動きに勢い あおられる日本当局

外国為替市場で円相場が1ドル=160円台への下落を探っている。160円台は4月29日以来の安値で、160円24銭を下回ると1990年以来の円安・ドル高水準となる。日本政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切るきっかけになったとされる水準だ。足元の円売りは日本の当局がいうところの「投機的な動き」だが、節目到達と記録更新が視野に入っただけにモメンタム(勢い)がある。

円安に弾みをつけたのは20日のスイスの政策金利引き下げだ。低金利国のカテゴリーに入ったスイスが利下げしても、日本の金利水準は圧倒的に低いとの認識が再浮上した。英国やユーロ圏、米国の金利はスイスよりもはるかに高く、米国は利下げ時期が見通せない。ヘッジファンドなどの投機筋が用いるコンピューター・プログラムは「円は売り」との判断を改めて下し、相手通貨の買い材料への感応度を高めた。

21日はさえない結果となったユーロ圏各国の購買担当者景気指数(PMI)を受けたユーロ売り・円買いは短時間で終わった。半面、良好な米PMIには円売り・ドル買いで積極的に応じた。その結果、円は対ユーロでは1ユーロ=170円台後半まで下落し、対ドルと同様に4月29日の介入観測前の水準に迫った。市場では「日銀は結局この2カ月間、何も動かなかった。介入だけでは基調を変えられないという当然の事実が示された」(バルタリサーチの花生浩介氏)との受け止めが広がっている。

  • >>468

    折しも中国では人民元が対ドルで7カ月ぶりの安値圏まで下げてきた。元は根深い中国の不動産問題など固有の売り材料を抱えるが、金利は円よりもだいぶ高い。元の上海銀行間取引金利(SHIBOR)と日本国内円の東京銀行間取引金利(TIBOR)を比べると3カ月物はSHIBORが1.9%程度なのに対してTIBORは0.3%弱にとどまる。「元が売られるなら円はもっと売られなければならない」。このこともコンピューターの円売りを側面支援した。

    市場の一部では「160円は日本政府の防衛ライン」との主張が出ている。それ自体は眉にツバして聞くべきだが、通貨オプション市場では円が160円を割るとドルを買う権利が消える「ノックアウト型」のドル・コールオプションや、160円を権利行使価格とする円・プット(売る権利)の取引が相応に活発だとささやかれている。

    160円が迫るとノックアウトオプションの買い手や円・プットの売り手はそれぞれ権利消滅と権利行使を防ぐべく円買い・ドル売りを進める。いわゆる「防戦」の円買いを飲み込んだうえで、ノックアウトや円・プットの売り手による損失覚悟のドル買いを誘えばドルの需要はさらに増えるだろう。そんなもくろみも機械的な円売りの背中を押している。

    月初のメキシコペソ安やフランスの政局懸念などで一時消沈していた円の弱気派はどうにか態勢を立て直した。日本発の重要イベントとなる次回の日銀の金融政策決定会合までまだ先は長い。神田真人財務官は24日朝に「過度な変動があれば適切な行動を取る」とお決まりのフレーズで返したが、日本の当局が「時間稼ぎ」の円買い介入にまた踏み切れるのか、円の売り手は試したくてたまらないに違いない。